Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド
AddWWNForHostStorageDomainコマンドは,WWNをホストストレージドメインのLUNに割り当てて,セキュリティを設定します。
重要
- ホストストレージドメインにセキュリティを設定すると,ホストストレージドメインが属するポートのLUNセキュリティの設定は自動的に有効になります。対象ポートのI/Oが停止していることを確認してください。
HiCommandCLI [URL] AddWWNForHostStorageDomain [オプション] serialnum=シリアル番号 model=モデル {port=ポート番号|portname=ポート名} {domain=ドメインID|domainnickname=ドメインのニックネーム} wwn=WWN [wwnnickname=WWNのニックネーム]表4-74 AddWWNForHostStorageDomainコマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 ホストストレージドメインのストレージシステムのシリアル番号 model 必須 ホストストレージドメインのストレージシステムのモデル port 任意 ホストストレージドメインのポート番号
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。portname 任意 ホストストレージドメインのポート名
portまたはportnameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。domain 任意 ホストストレージドメインのドメインID
このパラメーターは10進数および16進数で指定できます。16進数で指定する場合は,プレフィックスとして0xを付けてください。
実行結果は10進数で出力されます。
domainまたはdomainnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。domainnickname 任意 ホストストレージドメインのニックネーム
domainまたはdomainnicknameのどちらか一方を必ず指定してください。また,これらのパラメーターを同時には指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。wwn 必須 ホストストレージドメインにセキュリティを設定するWWNのリスト
コンマで区切って指定します。
Device Managerにホストを登録する方法としてHostScanコマンドを使用する場合,パラメーターwwnには,単一のホストに属するWWNだけを指定してください。この場合,パラメーターdomainnicknameに指定した値がホストのホスト名になります。HostScanコマンドについては,「4.4.9 HostScan」を参照してください。wwnnickname 任意 WWNのニックネーム
WWNのニックネームを登録する場合に指定します。複数指定する場合は,コンマで区切ります。
パラメーターwwnとパラメーターwwnnicknameの数は同じでなければなりません。
対応するパラメーターwwnとパラメーターwwnnicknameを同じ順序で指定する必要があります。
使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 ! # $ % & ' ( )
+ - . = @ [ ] ^ _ ` { } ~ スペース
最初または最後の文字にスペースを使用できません。
HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,Hitachi SMS,およびSANRISE9500Vの場合,バッククォート(`)は使用できません。
指定できる文字数は次のとおりです。
- Virtual Storage Platform:1~64バイト
- Universal Storage Platform V/VM:1~32バイト
- Hitachi USP:
マイクロコードのバージョンが50-04-01より前の場合:
1~16バイト
マイクロコードのバージョンが50-04-01以降の場合:
1~32バイト- SANRISE9900V:1~8バイト
- HUS VM:1~64バイト
- HUS100:1~32バイト
- Hitachi AMS2000:1~32バイト
- Hitachi SMS:1~32バイト
- Hitachi AMS/WMS:1~16バイト
- SANRISE9500V:
ファームウェアのバージョンがx6x9/Mより前の場合:
1~8バイト
ファームウェアのバージョンがx6x9/M以降の場合:
1~16バイト
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- portおよびdomain
- GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときは,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはHostStorageDomainを指定してください。実行結果では,An instance of HostStorageDomainの下にportID値とdomainID値が表示されます。これらのportID値とdomainID値をそれぞれパラメーターportとパラメーターdomainとして指定してください。
- portname
- GetStorageArray (subtarget=Port)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameがAn instance of Portの下に表示されます。この値をportnameとして指定してください。
- wwn
- GetStorageArray (subtarget=Port,portsubinfo=WWN)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにPort,パラメーターportsubinfoにWWNを指定してください。実行結果では,An instance of WWNの下にwwn値が表示されます。このwwn値をパラメーターwwnとして指定してください。
- domainnickname
- GetStorageArray (subtarget=HostStorageDomain)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときにはパラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはHostStorageDomainを指定してください。実行結果では,nicknameがAn instance of HostStorageDomainの下に表示されます。この値をdomainnicknameとして指定してください。
HiCommandCLI AddWWNForHostStorageDomain -o "D:\logs\AddWWNForHostStorageDomain.log" "serialnum=10001" "model=HDS9980V" "port=1" "domain=1" "wwn=22.33.44.55.44.55.44.33,11.33.22.33.44.33.22.22"RESPONSE:An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1 HostStorageDomain elements: An instance of HostStorageDomain objectID=HSDOMAIN.HDS9980V.10001.1.1 portID=1 portName=CL1-B domainID=1 hostMode=Standard displayName=CL1-B-1 domainType=0 nickname=HCMD0103 List of 2 WWN elements: An instance of WWN WWN=22.33.44.55.44.55.44.33 nickname=Jane An instance of WWN WWN=11.33.22.33.44.33.22.22 nickname=Jone
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