Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド
ModifyPoolコマンドは,DPプールの拡張またはDPプールに関する設定を変更します。
- 重要
- このコマンドは,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,HUS VM,HUS100,およびHitachi AMS2000でだけ使用できます。
- バージョン6.2でサポートしたパラメーターthresholdvolforewarnをoverprovisioningwarningに,thresholdvoloverwarnをoverprovisioninglimitに変更しました。また,コマンド実行結果として出力されるPoolインスタンスの属性thresholdVolForewarnをoverProvisioningWarningに,thresholdVolOverwarnをoverProvisioningLimitに変更しました。バージョン6.3以降で使用するスクリプトの設定を見直してください。
DPプールを拡張する場合,次の条件を満たす必要があります。
- プールボリュームとして指定する論理ユニットまたはPDEVについて,「4.1.8 AddPool」で示す条件
- Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合,DPプールの状態がBlocked以外で,かつ使用率が100%ではないこと
- HUS100およびHitachi AMS2000の場合,HDPプールの状態がNormalであること
Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合,DPプールに関する設定を変更するときには,次の条件を満たす必要があります。
- DPプールの状態がNormalの場合,使用率が95%より小さいこと
- しきい値を変更する場合,その時点でのDPプールの使用率より大きい値を設定すること
Virtual Storage PlatformおよびHUS VMの書式
DPプールを拡張する場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID adddevnums=論理ユニットのデバイス番号 [threshold=DPプールのしきい値1] [threshold2=DPプールのしきい値2] [threshold2mode={0|1}] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [tiercontrol={enable|disable}] [automigration={enable|disable}] [migrationinterval={0|1|2|4|8|24}] [monitorstarttime=性能モニタリング開始時刻] [monitorendtime=性能モニタリング終了時刻] [monitoringmode={0|1}]DPプールに関する設定だけを変更する場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=DPプールのしきい値1] [threshold2=DPプールのしきい値2] [threshold2mode={0|1}] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [tiercontrol={enable|disable}] [automigration={enable|disable}] [migrationinterval={0|1|2|4|8|24}] [monitorstarttime=性能モニタリング開始時刻] [monitorendtime=性能モニタリング終了時刻] [monitoringmode={0|1}] [bufspacesfornewpageassignment=新規割り当て用空き領域率] [bufspacesfortierrelocation=ハードウェア階層再配置用バッファー領域率]Universal Storage Platform V/VMの書式
HDPプールを拡張する場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID adddevnums=論理ユニットのデバイス番号 [threshold=HDPプールのしきい値1] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値]しきい値だけを変更する場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=HDPプールのしきい値1] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値]HDPプールを拡張する場合で,PDEVを自動で選択するとき:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=HDPプールのしきい値1] [threshold2=HDPプールのしきい値2] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [volalertnotice={0|1}] [overprovisioninglimitenforcement={disable|enable}] automode=true [thresholdRepDepAlert=レプリケーション枯渇警告しきい値] [thresholdRepDataReleased=レプリケーションデータ解放しきい値]HDPプールを拡張する場合で,PDEVのIDを指定し,PDEVを選択するとき:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=HDPプールのしきい値1] [threshold2=HDPプールのしきい値2] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [volalertnotice={0|1}] [overprovisioninglimitenforcement={disable|enable}] automode=false addpdevnums=PDEVのIDのリスト [thresholdRepDepAlert=レプリケーション枯渇警告しきい値] [thresholdRepDataReleased=レプリケーションデータ解放しきい値]しきい値だけを変更する場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=HDPプールのしきい値1] [threshold2=HDPプールのしきい値2] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [volalertnotice={0|1}] [overprovisioninglimitenforcement={disable|enable}] [thresholdRepDepAlert=レプリケーション枯渇警告しきい値] [thresholdRepDataReleased=レプリケーションデータ解放しきい値]HDPプールを拡張する場合で,PDEVを自動で選択するとき:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=HDPプールのしきい値1] [threshold2=HDPプールのしきい値2] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [volalertnotice={0|1}] automode=trueHDPプールを拡張する場合で,PDEVのIDを指定し,PDEVを選択するとき:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=HDPプールのしきい値1] [threshold2=HDPプールのしきい値2] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [volalertnotice={0|1}] automode=false addpdevnums=PDEVのIDのリストしきい値だけを変更する場合:
HiCommandCLI [URL] ModifyPool [オプション] model=モデル serialnum=シリアル番号 poolid=プールID [threshold=HDPプールのしきい値1] [threshold2=HDPプールのしきい値2] [overprovisioningwarning=仮想化超過警告しきい値] [overprovisioninglimit=仮想化超過限界しきい値] [volalertnotice={0|1}]
パラメーター名 指定のレベル 説明 serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号 model 必須 ストレージシステムのモデル poolid 必須 プールID
拡張するDPプールまたは設定を変更するDPプールのプールIDを指定します。threshold※1,※2,※3 任意 DPプールのしきい値1(%)
DPプールのしきい値1は,DPプールの使用率です。
しきい値を変更する場合に指定できる値を次に示します。threshold2で指定した値より小さい値を指定する必要があります。
- マイクロコードのバージョンが70-01-4X-XX/XXより前のVirtual Storage Platformの場合:
- 5以上95以下の5の倍数の整数を指定します。
- Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-01-4X-XX/XX以降)およびHUS VMの場合:
- 1以上100以下の整数を指定します。
- Universal Storage Platform V/VMの場合:
- 5以上95以下の5の倍数の整数を指定します。
- HUS100およびHitachi AMS2000の場合:
- thresholdとthreshold2にしきい値を指定することで,警告を2段階で通知できます。
- thresholdには,HDPプールの容量不足を初期段階で通知するためのしきい値を,1以上99以下の整数で指定します。
threshold2※1,※3 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM
HUS100
Hitachi AMS2000)DPプールのしきい値2(%)
DPプールのしきい値2は,DPプールの使用率です。
しきい値を変更する場合に指定できる値を次に示します。thresholdで指定した値より大きい値を指定する必要があります。
- マイクロコードのバージョンが70-01-4X-XX/XXより前のVirtual Storage Platformの場合:
- threshold2で値を指定できません。
- Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-01-4X-XX/XX以降)およびHUS VMの場合:
- このパラメーターを指定する場合,threshold2modeが1である必要があります。
- 1以上100以下の整数を指定します。
- thresholdで指定した値より大きい値を指定する必要があります。
- HUS100およびHitachi AMS2000の場合:
- threshold2には,HDPプールの容量不足を警告するためのしきい値を,1以上99以下の整数で指定します。
threshold2mode※1 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)threshold2で指定した値をDPプールに設定するかどうかを指定します。
指定できる値を次に示します。
- 0:ストレージシステムで決められた値を設定する
- 1:threshold2で指定した値を設定する
1は,Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-01-4X-XX/XX以降)およびHUS VMの場合だけ指定できます。overprovisioningwarning※1,※2,※3,※4 任意 仮想化超過警告しきい値(%)
仮想化超過率※5に関するしきい値です。
しきい値を変更する場合に指定できる値を次に示します。
- Virtual Storage PlatformおよびHUS VMの場合:
- 0以上65534以下の整数で指定します。overprovisioninglimitで指定した値より小さい値を指定する必要があります。
- すでに設定されているしきい値を取り消す場合は,-1を指定してください。
- Universal Storage Platform V/VMの場合:
- 10以上1000以下の整数で指定します。overprovisioninglimitで指定した値より小さい値を指定する必要があります。
- すでに設定されているしきい値を取り消す場合は,-1を指定してください。
- HUS100およびHitachi AMS2000の場合:
- 50以上1000以下の整数で指定します。overprovisioninglimitで指定した値より小さい値を指定する必要があります。
overprovisioninglimit※1,※2,※3,※4 任意 仮想化超過限界しきい値(%)
仮想化超過率※5に関するしきい値です。
しきい値を変更する場合に指定できる値を次に示します。
- Virtual Storage PlatformおよびHUS VMの場合:
- 0以上65534以下の整数で指定します。overprovisioningwarningで指定した値より大きい値を指定する必要があります。
- すでに設定されているしきい値を取り消す場合は,-1を指定してください。
- このしきい値を設定した場合,仮想化超過率※5がこのしきい値を超えるとDPボリュームの作成はできません。
- Universal Storage Platform V/VMの場合:
- 10以上1000以下の整数で指定します。overprovisioningwarningで指定した値より大きい値を指定する必要があります。
- すでに設定されているしきい値を取り消す場合は,-1を指定してください。
- このしきい値を設定した場合,仮想化超過率※5がこのしきい値を超えるとHDPボリュームの作成,またはHDPプールとHDPボリュームの関連づけはできません。
- HUS100およびHitachi AMS2000の場合:
- 50以上1000以下の整数で指定します。overprovisioningwarningで指定した値より大きい値を指定する必要があります。
volalertnotice※3 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000)仮想化超過率※5に関するしきい値(overprovisioningwarningおよびoverprovisioninglimit)を超えた場合の通知を有効にするかどうかを指定します。
指定できる値を次に示します。
- 0:無効
- 1:有効
overprovisioninglimitenforcement 任意
(HUS100)仮想化超過限界しきい値を超えたときにボリューム操作を実行するかどうかを指定します。このパラメーターを指定するために必要なファームウェアのバージョンはx935/A以降です。
指定できる値を次に示します。
- enable:ボリューム操作を実行できる
- disable:ボリューム操作を実行できない
adddevnums※1,※2 任意
(Virtual Storage Platform
Universal Storage Platform V/VM
HUS VM)論理ユニットのデバイス番号
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
複数指定する場合は,コンマで区切ります。automode※3,※6 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000)HDPプールに追加するPDEVの選択方法を指定します。
指定できる値を次に示します。大文字と小文字は区別されません。HUS150の場合,暗号化されたHDPプールを拡張するときは,必要に応じてドライブ(PDEV)が暗号化されてからHDPプールに追加されます。暗号化されていないHDPプールを拡張するときは,暗号化されていないPDEVだけを使用してHDPプールが拡張されます。このため,暗号化されていないPDEVが不足しているとエラーになります。
- true:PDEVを自動的に選択する
- false:PDEVのIDを指定し,PDEVを選択する
addpdevnums※3,※6 任意
(HUS100
Hitachi AMS2000)PDEVのIDのリスト
コンマで区切って指定します。
HUS150の場合,暗号化されたHDPプールを拡張するときは,指定するドライブ(PDEV)は暗号化されていなくてもかまいません。暗号化されていないPDEVは,暗号化されてHDPプールに追加されます。暗号化されていないHDPプールを拡張するときは,暗号化されていないPDEVだけを指定してください。tiercontrol※1,※7 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)DPプールの種類を変更する場合に指定します。
指定できる値を次に示します。
- enable:HDTプールに変更する
- disable:HDPプールに変更する
automigration※1,※7 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)性能モニタリングとハードウェア階層再配置を自動実行するかどうかを指定します。
このパラメーターは,tiercontrolがenableの場合に指定できます。
指定できる値を次に示します。
- enable:自動実行する
- disable:自動実行しない
migrationinterval※1,※7 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)性能モニタリングとハードウェア階層再配置の実行周期
このパラメーターは,automigrationがenableの場合に指定できます。
指定できる値を次に示します。0は,Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョン70-02-XX-XX/XX以降)およびHUS VMの場合だけ指定できます。
- 0:30分
- 1:1時間
- 2:2時間
- 4:4時間
- 8:8時間
- 24:24時間
monitorstarttime※1,※7,※8 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)性能モニタリングの開始時刻
このパラメーターは,migrationintervalが24の場合に指定できます。
「00:00」~「23:59」の時刻を「HH:MM」形式で指定します。monitorendtime※1,※7,※8 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)性能モニタリングの終了時刻
このパラメーターは,migrationintervalが24の場合に指定できます。
「00:00」~「23:59」の時刻を「HH:MM」形式で指定します。monitoringmode※1,※7 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)性能モニタリングモード
このパラメーターは,tiercontrolがenableの場合に指定できます。
指定できる値は次に示す条件によって異なります。
- Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-02-XX-XX/XXより前)の場合:
- 0:Periodic(周期)
- Virtual Storage Platform(マイクロコードのバージョンが70-02-XX-XX/XX以降)およびHUS VMの場合:
- 0:Periodic(周期)
- 1:Continuous(継続)
thresholdRepDepAlert※3 任意
(HUS100)レプリケーション枯渇警告しきい値(%)
HDPプールの物理容量不足を契機にコピーペアの状態を変更するしきい値です。
HDPプールの使用率を1以上93以下の整数で指定します。thresholdRepDataReleasedで指定した値より小さい値を指定する必要があります。また,thresholdRepDataReleasedで指定した値との差が6以上である必要があります。
- 例:
- thresholdRepDataReleasedが50の場合,thresholdRepDepAlertには44以下の値を指定します。
thresholdRepDataReleased※3 任意
(HUS100)レプリケーションデータ解放しきい値(%)
HDPプールの物理容量不足を契機にコピーペアの状態を変更し,レプリケーションで使用している差分データと管理領域を解放するしきい値です。
HDPプールの使用率を7以上99以下の整数で指定します。thresholdRepDepAlertで指定した値より大きい値を指定する必要があります。また,thresholdRepDepAlertで指定した値との差が6以上である必要があります。bufspacesfornewpageassignment 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)新規割り当て用空き領域率(%)
新規のページ割り当てに備えた領域の割合を,HDTプールの各ハードウェア階層に対して指定します。このパラメーターを指定する場合,HDTプールのハードウェア階層の数を事前に確認しておきます。ハードウェア階層の数は,GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドで確認できます。
指定できる値は0以上50以下の整数です。model,serialnum,poolid,およびbufspacesfortierrelocation以外のパラメーターとは,同時に指定できません。
3階層のHDTプールの値を変更する場合を例に,指定方法を示します。このパラメーターは,次の条件を満たす場合に指定できます。
- すべての階層の値を指定する場合:
- 「0,4,6」のように,階層1から順にコンマで区切り,すべての階層の値を指定します。
- 変更しない階層の値を省略して指定する場合:
- 階層1から順にコンマで区切り,変更する階層の値だけを指定します。変更する階層の値よりも前にあるコンマは省略できません。
- 例えば,階層2の値だけを変更する場合は,「,4」のように指定して,階層1および階層3の値は省略します。
- HDTプールが作成されている場合
- Virtual Storage Platformの場合,マイクロコードのバージョンが70-02-50-XX/XX以降のとき
bufspacesfortierrelocation 任意
(Virtual Storage Platform
HUS VM)ハードウェア階層再配置用バッファー領域率(%)
データの再配置時にストレージシステムが使用する作業領域の割合を,HDTプールの各ハードウェア階層に対して指定します。このパラメーターを指定する場合,HDTプールのハードウェア階層の数を事前に確認しておきます。ハードウェア階層の数は,GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドで確認できます。
指定できる値は2以上40以下の整数です。model,serialnum,poolid,およびbufspacesfornewpageassignment以外のパラメーターとは,同時に指定できません。
3階層のHDTプールの値を変更する場合を例に,指定方法を示します。このパラメーターは,次の条件を満たす場合に指定できます。
- すべての階層の値を指定する場合:
- 「4,6,8」のように,階層1から順にコンマで区切り,すべての階層の値を指定します。
- 変更しない階層の値を省略して指定する場合:
- 階層1から順にコンマで区切り,変更する階層の値だけを指定します。変更する階層の値よりも前にあるコンマは省略できません。
- 例えば,階層2の値だけを変更する場合は,「,6」のように指定して,階層1および階層3の値は省略します。
- HDTプールが作成されている場合
- Virtual Storage Platformの場合,マイクロコードのバージョンが70-02-50-XX/XX以降のとき
- 注※1
- Virtual Storage PlatformおよびHUS VMの場合,パラメーターthreshold,threshold2,threshold2mode,overprovisioningwarning,overprovisioninglimit,adddevnums,tiercontrol,automigration,migrationinterval,monitorstarttime,monitorendtime,またはmonitoringmodeのうち少なくとも1つは指定する必要があります。
- 注※2
- Universal Storage Platform V/VMの場合,パラメーターthreshold,overprovisioningwarning,overprovisioninglimit,またはadddevnumsのうち少なくとも1つは指定する必要があります。
- 注※3
- Hitachi AMS2000の場合,パラメーターthreshold,threshold2,overprovisioningwarning,overprovisioninglimit,volalertnotice,automode,またはaddpdevnumsのうち少なくとも1つは指定する必要があります。
- HUS100の場合,パラメーターthreshold,threshold2,overprovisioningwarning,overprovisioninglimit,volalertnotice,automode,addpdevnums,thresholdRepDepAlert,またはthresholdRepDataReleasedのうち少なくとも1つは指定する必要があります。
- 注※4
- overprovisioningwarningとoverprovisioninglimitにしきい値を指定することで,仮想化超過率に関する通知を2段階で設定できます。Universal Storage Platform V/VMの場合,これらのしきい値はDevice Managerサーバで管理する固有のしきい値です。
- 注※5
- 仮想化超過率は,DPプールの容量に対するDPボリュームの容量の総和の割合(%)です。例えば,HDPプールの容量が500GB,HDPボリュームの容量の総和が400GBの場合,80%となります。
- 注※6
- HUS100およびHitachi AMS2000の場合,パラメーターautomodeにfalseを指定したときは,パラメーターaddpdevnumsを同時に指定する必要があります。trueを指定したときは,パラメーターaddpdevnumsを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
- 注※7
- tiercontrolやautomigrationをdisableからenableに変更した場合で,migrationinterval,monitorstarttime,monitorendtime,およびmonitoringmodeの指定を省略したときに設定される値については,「4.1.8 AddPool」を参照してください。
- 注※8
- monitorstarttimeとmonitorendtimeの間隔が1時間以上必要です。monitorstarttimeとmonitorendtimeに同じ時刻は指定できません。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- poolid
- GetStorageArray (subtarget=Pool)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,poolIDがAn instance of Poolの下に表示されます。この値をpoolidとして指定してください。
- adddevnums
- GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit, lusubinfo=LDEV)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにLogicalUnit,lusubinfoパラメーターにLDEVを指定してください。実行結果では,LogicalUnitのdevNum値がAn instance of LogicalUnitの下に表示されます。DPプールを構成するプールボリュームとして使用できる条件を満たす論理ユニットのdevNum値をパラメーターadddevnumsとして指定してください。
- addpdevnums
- GetStorageArray (subtarget=PDEV)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはPDEVを指定してください。実行結果では,An instance of PDEVの下に表示されるpdevid値をパラメーターaddpdevnumsとして指定してください。ただし,pdevid値にコンマが含まれている場合,コンマを取り除いた値を指定してください。
この例では,ストレージシステム(シリアル番号:53039,モデル:VSP)のプールIDが5(poolid:5)のHDPプールを拡張しています。
HiCommandCLI ModifyPool -o "D:\logs\ModifyPool.log" model=VSP serialnum=53039 poolid=5 adddevnums=00:07:CFRESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1 Pool elements: An instance of Pool objectID=JOURNALPOOL.R700.53039.5.5 poolFunction=5 poolID=5 encrypted=-1 controllerID=-1 poolType=32 status=0 threshold=75 threshold2=80 threshold2Mode=0 capacityInKB=16,601,088 freeCapacityInKB=16,601,088 usageRate=0 numberOfPoolVols=2 numberOfVVols=0 capacityOfVVolsInKB=0 clprNumber=0 raidLevel=RAID5 combination=3D+1P volAlertNotice=-1 overProvisioningPercent=-1 overProvisioningWarning=-1 overProvisioningLimit=-1 rpm=15,000 diskType=4 tierControl=disable autoMigration=disable migrationInterval=24 monitorStartTime=00:00 monitorEndTime=23:59 monitoringMode=0 externalMixCompatible=disable monitoringState=-1 lastMonitorStartDate=-1 lastMonitorEndDate=-1 relocationState=-1 relocationProgress=-1 numberOfTiers=-1 thresholdRepDepAlert=-1 thresholdRepDataReleased=-1 userUsedCapacityInKB=-1 repDataCapacityInKB=-1 repManageCapacityInKB=-1 numberOfDpVols=-1 capacityOfDpVolsInKB=-1 List of 2 Lu elements: An instance of LogicalUnit objectID= LU.R700.53039.1998 devNum=1,998 displayName=00:07:CE emulation=OPEN-V devCount=1 devType= capacityInKB=10,485,760 numberOfLBAs=20,971,520 path=false commandDevice=false commandDeviceEx=0 commandDeviceSecurity=false commandDeviceAuth=false chassis=2 arrayGroup=16 arrayGroupName=2-2 raidType=RAID5(3D+1P) currentPortController=-1 defaultPortController=-1 isComposite=0 trueCopyVolumeType=Simplex shadowImageVolumeType=Simplex quickShadowVolumeType=Simplex universalReplicatorVolumeType=Simplex sysVolFlag=0 externalVolume=0 differentialManagement=false quickShadowPoolID=-1 universalReplicatorPoolID=-1 dpType=1 consumedCapacityInKB=10,485,760 dpPoolID=5 threshold=-1 tcaPoolID=-1 dpPoolVolControlFlag=2 managementAreaPoolID=-1 An instance of LogicalUnit objectID= LU.R700.53039.1999 devNum=1,999 displayName=00:07:CF emulation=OPEN-V devCount=1 devType= capacityInKB=10,485,760 numberOfLBAs=20,971,520 path=false commandDevice=false commandDeviceEx=0 commandDeviceSecurity=false commandDeviceAuth=false chassis=2 arrayGroup=16 arrayGroupName=2-2 raidType=RAID5(3D+1P) currentPortController=-1 defaultPortController=-1 isComposite=0 trueCopyVolumeType=Simplex shadowImageVolumeType=Simplex quickShadowVolumeType=Simplex universalReplicatorVolumeType=Simplex sysVolFlag=0 externalVolume=0 differentialManagement=false quickShadowPoolID=-1 universalReplicatorPoolID=-1 dpType=1 consumedCapacityInKB=10,485,760 dpPoolID=5 threshold=-1 tcaPoolID=-1 dpPoolVolControlFlag=2 managementAreaPoolID=-1この例では,ストレージシステム(シリアル番号:210944,モデル:HM700)のHDTプール(プールID:118)の領域に関する設定を次のように変更しています。
- 新規割り当て用空き領域率が,階層1から順に8%, 8%, 30%であるHDTプールの階層2の値を30%に変更
(bufspacesfornewpageassignment:,30)- ハードウェア階層再配置用バッファー領域率が,階層1から順に2%,20%,2%であるHDTプールの階層3の値を40%に変更
(bufspacesfortierrelocation:,,40)HiCommandCLI ModifyPool -o "D:\logs\ModifyPool.log" model=HM700 serialnum=210944 poolid=118 bufspacesfornewpageassignment=,30 bufspacesfortierrelocation=,,40RESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 1 Pool elements: An instance of Pool . . (Attributes of Pool are omitted here) . List of 2 PoolTier elements: An instance of PoolTier objectID=JOURNALPOOLTIER.HM700.210944.5.118.1 tierID=1 capacityInKB=4,085,760 freeCapacityInKB=4,085,760 usageRate=0 raidLevel=RAID5 combination=3D+1P rpm=7,200 diskType=4 substance=0 bufSpaceForNewPageAssignment=30 bufSpaceForTierRelocation=20 An instance of PoolTier objectID=JOURNALPOOLTIER.HM700.210944.5.118.2 tierID=2 capacityInKB=8,386,560 freeCapacityInKB=8,386,560 usageRate=0 raidLevel=Unknown combination=Unknown rpm=-1 diskType=-1 substance=1 bufSpaceForNewPageAssignment=30 bufSpaceForTierRelocation=40
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