Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド

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5.3.5 ウィザードモードでUniversal Replicatorの性能を分析する

レプリケーション]タブで,C/Tデルタが悪化しているコピーグループを対象にウィザードに従ってC/Tデルタの悪化要因を分析します。ウィザードでは,Universal Replicatorが使用しているキャッシュ,MPブレードまたはMPユニットなどのストレージリソースや,ストレージシステム間のネットワークの性能に問題がないかどうかを,Universal Replicatorの処理の流れに沿って確認できます。

この操作には,Replication ManagerおよびTuning Managerのライセンスの登録が必要です。

事前に確認しておく情報

事前に完了しておく操作

重要
Replication Managerでジャーナルグループにボリュームを追加したあと,ストレージシステム情報を更新していない場合は,コピーグループが使用していないプロセッサのMPブレード(またはMPユニット)利用率やキャッシュ書き込み待ち率がグラフに出力されるおそれがあります。

Universal Replicatorの性能を分析するために必要な設定および管理サーバのreplication.propertiesファイルの設定については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。

ウィザードモードでUniversal Replicatorの性能を分析するには

  1. レプリケーション]タブでコピーグループ一覧またはアラート一覧から対象のコピーグループの行を選択して,[性能分析(ウィザードモード)]ボタンをクリックします。
  2. 1. イントロダクション]を確認して[次へ]ボタンをクリックします。
  3. 2. 分析期間]で分析期間を設定して[次へ]ボタンをクリックします。
  4. リソースごとに表示される分析画面で,メトリックの値の推移を確認します。
    必要に応じて,確認したいメトリックのチェックボックスを選択して[次へ]ボタンをクリックします。
    チェックしたメトリックの情報を基にC/Tデルタの悪化要因と考えられる性能問題が[7. 結果レポート]に一覧で表示されます。
  5. 7. 結果レポート]で[分析結果詳細]リンクをクリックして,性能問題と対処方法を確認します。
    分析結果をレポートとして保存したい場合は,[エクスポート]ボタンをクリックしてPDFファイルを出力します。
参考
  • 各グラフには,C/Tデルタの最大値およびC/Tデルタ以外のメトリックの平均値が表示されます。
  • 2. 分析期間]でC/Tデルタを表示するデータ間隔を変更してもグラフに反映されない場合は,Replication Managerの情報取得元を対象にしたコピーペア状態の更新間隔の変更が必要になるときがあります。ただし,Replication Managerのコピーペア状態の更新間隔の変更はシステムの性能に影響を与えるおそれがあるため,注意してください。

関連項目

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