Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド
Performance Reporterから,性能問題特定ウィザードよりも詳しい性能情報を確認できます。確認する際は,Performance Reporterを起動して表示条件を設定する必要があります。表示条件には,性能問題特定ウィザードで表示される次の値を入力します。
表5-1 Performance Reporterで設定する表示条件の入力値一覧(ストレージシステムの性能問題の有無を特定する場合)
ストレージシステム Performance Reporterの表示条件 性能問題特定ウィザードで表示される値 Virtual Storage PlatformまたはHUS VM LDEV Number ボリューム列の値 CLPR Number CLPR列の値 Adaptor ID MPブレード列の値またはMPユニット列の値 Processor ID 「_Total」(デフォルト値) RAID Group Number パリティグループ列の値の前後に「*」(ワイルドカード文字)を付けた文字列
例:パリティグループが「1-3」のときは「*1-3*」
表示される情報をさらに絞り込みたいときは,ワイルドカード文字の指定を変更してください。Universal Storage Platform V/VMまたはHitachi USP LDEV Number ボリューム列の値 CLPR Number CLPR列の値 Adaptor ID プロセッサー列の値のうち2つ目のハイフンより前の文字列
例:プロセッサー列の値が「CHA-1FL-7」のときは「CHA-1FL」Processor ID プロセッサー列の値のうち2つ目のハイフンよりあとの文字列
例:プロセッサー列の値がCHA-1FL-7のときは「7」RAID Group Number パリティグループ列の値の2つ目のハイフンより前の文字列の前後に「*」(ワイルドカード文字)を付けた文字列
例:パリティグループが「1-2-1」のときは「*1-2*」
表示される情報をさらに絞り込みたいときは,ワイルドカード文字の指定を変更してください。ミッドレンジストレージ(Hitachi Tape Modular Storageは除く) LDEV Number ボリューム列の値
ボリューム列の値が「01」のように0から始まる場合は,先頭の0を除いた値を指定します。CLPR Number CLPR列の値 Controller チャートタイトルに表示されているコントローラーの値 Processor ID プロセッサー列の文字列 RAID Group Number パリティグループ列の値 Unit Number ドライブ列の値のハイフンより前の値
例:ドライブ列の値が「0-7」のときは「0」HDU Number ドライブ列の値のハイフンよりあとの値
例:ドライブ列の値が「0-7」のときは「7」
参考
- [分析]タブとPerformance Reporterでは,表示されるレポートの情報に差異があります。[分析]タブとPerformance Reporterでの表示の対応を次に示します。
- ボリュームの応答時間は,[分析]タブではミリ秒,Performance Reporterではマイクロ秒で表示されます。
- [分析]タブのIOPS:Performance ReporterのIOPS(Read)+ IOPS(Write)
- [分析]タブのRead Hit率:Performance ReporterのRead Hit I/O Count/Read I/O Count × 100
- [分析]タブのWrite Hit率:Performance ReporterのWrite Hit I/O Count/Write I/O Count × 100
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