Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド

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4.3.1 リソースのラベル管理とは

ストレージシステム内のボリュームやDPプールを識別しやすくするために,ボリュームやDPプールに任意の名称を設定します。この名称をラベルと呼びます。

ラベルは,ボリュームやDPプールの作成時やホストへの割り当て時に,ホストやアプリケーションなどの用途に応じて設定します。一覧からボリュームやDPプールを選択して編集することもできます。

ラベルを設定すると,ラベルをキーにしてボリュームやDPプールを検索できます。例えば,同じ役割を持つ複数のボリュームに同一のラベルを設定して,ボリュームをグルーピングすると,ラベル名をキーワードにして複数のボリュームを検索できるようになります。検索結果を利用して,ホストへの割り当てやLUNパスの編集などの操作を実施することもできます。

Device Managerとストレージシステムとは,それぞれ独自にラベルを管理しています。しかし,Storage Navigatorを使用して構築済みの環境に新たにDevice Managerを導入する場合など,ストレージシステムで設定済みのラベルをDevice Managerでも使用するときは,ストレージシステムのラベルをDevice Managerに一括で反映できます。また,Device ManagerとStorage Navigatorを併用している環境で,主な管理ソフトウェアとしてDevice Manager を使用し,詳細な操作をStorage Navigatorで行っている場合は,Device Managerで設定したラベルをストレージシステムに反映することで,共通のラベルを使用できます。

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