Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド

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4.1.1 論理グループとは

論理グループは,管理対象のホストおよびボリュームをグルーピングしたものです。実際の業務や組織に合わせて,グループを階層化して管理できます。

論理グループには次の3種類があります。

これらの論理グループの管理方法には次の2種類があります。

同じホストやボリュームを,異なる論理グループに登録することもできます。

例えば,次の図のようにグルーピングすると,ストレージシステムの利用組織ごとに利用状況を確認できます。

図4-1 論理グループの作成例

[図]

各論理グループへのホストやボリュームの登録は,IPアドレスで範囲指定したり,OSやドライブタイプなどの条件を指定したりすることで,一括して実施できます。作成した論理グループは,階層構造を変更したり,ホストやボリュームを追加または削除したりできます。

Tiered Storage Managerのライセンスが登録されている場合,[モビリティ]タブで論理グループ内のストレージリソースの運用状況を評価・分析し,データ配置を最適化できます。[モビリティ]タブでは,配下のボリュームの空き容量が少ない,応答時間が遅いなど,運用状況に問題がある論理グループを効率良く探すことができます。

関連項目

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