Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド
クラスタを構成しているホストを論理グループに登録してグルーピングしておき,それらのホストへ同時にボリュームを割り当てます。
使用するボリュームを階層から選択する場合は,Tiered Storage Managerのライセンスの登録が必要です。
- 対象のクラスタ構成のホスト名
- 必要なボリュームの数,容量
上記以外にも,ドライブタイプやパリティグループなど,運用環境に応じて指定したい条件がある 場合には,それらも確認しておいてください。
- 対象のストレージシステムやホストの登録(参考:2.1.3 ストレージシステムを登録する,2.2.2 ホストの登録方法)
- クラスタ構成のホストの論理グループへの登録(参考:4.1.4 論理グループを作成する)
クラスタ構成のホストに同時にボリュームを割り当てるには
- [リソース]タブのツリービューから[論理グループ]を選択します。
論理グループを作成していない場合は,[設定]メニュー,[よく使うタスク],ストレージシステムビューなどから[ボリューム割り当て]を選択し,表示されたダイアログで複数のホスト(またはファイルサーバ)を選択することもできます。- ツリーを展開して,対象の論理グループ配下のクラスタホストの行をまとめて選択し,[ボリューム割り当て]ボタンをクリックします。
- 表示されたダイアログで,ボリューム数,ボリューム容量,ストレージシステム,ボリュームタイプ,内部ボリュームか外部ボリュームかを指定します。
必要に応じて,次の項目も設定できます。
- [ボリュームの詳細設定]
割り当てるボリュームを選択したり,ドライブタイプやRAIDレベルなどの条件やボリュームのフォーマットタイプを指定したりします。- [LUNパスオプション]
LUNパスの冗長性を考慮する場合や使用するポートを指定する場合などに設定します。- [ホストグループ,LU番号 設定]および[iSCSIターゲット,LU番号 設定]
システムやアプリケーションの構成や運用規則に応じて,ホストグループまたはiSCSIターゲットの名称 ,ホストモード,LU番号などを設定します。- [プラン確認]ボタンをクリックします。
指定した条件に合致する,ボリュームの割り当てのプランが表示されます。- プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク & アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
クラスタを構成するそれぞれのホストに同一のボリュームが割り当てられます。割り当てたボリュームは,[リソース]タブからホストまたは論理グループを選択して確認できるようになります。
- 参考
- タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
- 既存のホストをクラスタ化するときや,既存のクラスタ内にホスト(ノード)を追加するときは,[ホストクラスタ用LUNパス追加]を使用して新規のホストにボリュームを割り当ててください。[ホストクラスタ用LUNパス追加]では,新規のホストのWWNを既存のホストのWWNと同じホストグループに追加できます。
All Rights Reserved. Copyright© 2010, 2014, Hitachi, Ltd.