Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド

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3.6.7 クラスタ構成のホストに同時にボリュームを割り当てる

クラスタを構成しているホストを論理グループに登録してグルーピングしておき,それらのホストへ同時にボリュームを割り当てます。

使用するボリュームを階層から選択する場合は,Tiered Storage Managerのライセンスの登録が必要です。

事前に確認しておく情報

上記以外にも,ドライブタイプやパリティグループなど,運用環境に応じて指定したい条件がある 場合には,それらも確認しておいてください。

事前に完了しておく操作

クラスタ構成のホストに同時にボリュームを割り当てるには

  1. リソース]タブのツリービューから[論理グループ]を選択します。
    論理グループを作成していない場合は,[設定]メニュー,[よく使うタスク],ストレージシステムビューなどから[ボリューム割り当て]を選択し,表示されたダイアログで複数のホスト(またはファイルサーバ)を選択することもできます。
  2. ツリーを展開して,対象の論理グループ配下のクラスタホストの行をまとめて選択し,[ボリューム割り当て]ボタンをクリックします。
  3. 表示されたダイアログで,ボリューム数,ボリューム容量,ストレージシステム,ボリュームタイプ,内部ボリュームか外部ボリュームかを指定します。
    必要に応じて,次の項目も設定できます。
    • ボリュームの詳細設定
      割り当てるボリュームを選択したり,ドライブタイプやRAIDレベルなどの条件やボリュームのフォーマットタイプを指定したりします。
    • LUNパスオプション
      LUNパスの冗長性を考慮する場合や使用するポートを指定する場合などに設定します。
    • ホストグループ,LU番号 設定]および[iSCSIターゲット,LU番号 設定
      システムやアプリケーションの構成や運用規則に応じて,ホストグループまたはiSCSIターゲットの名称 ,ホストモード,LU番号などを設定します。
  4. プラン確認]ボタンをクリックします。
    指定した条件に合致する,ボリュームの割り当てのプランが表示されます。
  5. プランを確認し,問題がなければ実行します。
    実行したプランがタスクとして登録されます。
  6. タスク & アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。

クラスタを構成するそれぞれのホストに同一のボリュームが割り当てられます。割り当てたボリュームは,[リソース]タブからホストまたは論理グループを選択して確認できるようになります。

参考
  • タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
  • 既存のホストをクラスタ化するときや,既存のクラスタ内にホスト(ノード)を追加するときは,[ホストクラスタ用LUNパス追加]を使用して新規のホストにボリュームを割り当ててください。[ホストクラスタ用LUNパス追加]では,新規のホストのWWNを既存のホストのWWNと同じホストグループに追加できます。

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