Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド
DPプールを作成して,リソースを効率的に活用します。HDTプールを作成する場合は,ハードウェア階層ごとにパリティグループを指定します。HDTプール全体の容量を確保するために,ドライブタイプやRAIDレベルなどが異なるドライブを混在させて階層3を作成することもできます。
事前に確認しておく情報(Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VMまたはHUS VMでDPプールを作成する場合)
- ボリュームを作成済みのパリティグループ
- パリティグループを構成しているドライブの特性(ドライブタイプ,ドライブ回転数など)およびRAIDレベル
事前に確認しておく情報(HUS100またはHitachi AMS2000でDPプールを作成する場合)
- パリティグループを構成していないドライブ
- ドライブの特性(ドライブタイプ,ドライブ回転数など)
- RAIDレベル
- パリティグループの容量
- パリティグループの数
- 対象のストレージシステムの登録(参考:2.1.3 ストレージシステムを登録する)
- 複数の性能を持つストレージシステムの外部接続(HDTプールボリュームの外部LDEV階層ランクを編集する場合)
DPプールを作成するには
- [設定]メニューから[プール作成]を選択します。
- [プール作成]ダイアログの[プールタイプ]で,HDPプールまたはHDTプールを選択します。
- [追加するパリティグループ]でパリティグループを選択し,[プラン確認]ボタンをクリックします。
選択した内容に合致する,DPプール作成のプランが表示されます。- プランを確認し,問題がなければ実行します。
実行したプランがタスクとして登録されます。- [タスク & アラート]タブで,タスクの実行結果を確認します。
作成したDPプールは,[リソース]タブのツリービューからストレージシステム配下の[DPプール]を選択して確認できるようになります。
重要
- HDPプールに異なるドライブタイプまたはRAIDレベルなどを混在させる場合,I/O性能は割り当て先のドライブの特性やRAIDレベルに依存します。
- HDTプールの1つの階層に異なるドライブタイプまたはRAIDレベルなどを混在させる場合,その階層内ではアクセス頻度に関係なくページに割り当てられるドライブが決定されます。そのため,I/O性能は割り当て先のドライブの特性やRAIDレベルに依存します。
参考
- HDTプールのモニタリングやデータ再配置のタイミング,スケジュールなどを設定する場合は,[HDT のオプション]で指定します。
- タスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
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