プラグインを変更した場合，個々のプラグインパーツを再配置してマッピング線を引き直すよりも，［プラグインパーツ更新］メニューを使用してシステム内の全業務コンテンツに存在するプラグインパーツを一括で更新する方が効率的なことがあります。なお，更新の対象になるプラグインパーツはユーザプラグインです。システムプラグインは更新の対象になりません。

［プラグインパーツ更新］メニューを使用する場合に更新対象となる項目と実行される更新処理を次に示します。

表3-4　［プラグインパーツ更新］メニューで更新対象となる項目と実行される更新処理

項番	更新対象となる項目	実行される更新処理
1	パラメタの追加	パラメタだけが追加され，新しいマッピング線は引かれません。
2	パラメタの削除	削除したパラメタに関連づけていたマッピング線が削除されます。
3	パラメタの移動（入力パラメタ同士または出力パラメタ同士を入れ替えた場合）	マッピング線を維持したまま，パラメタの位置だけが変更されます。
4	パラメタの移動（入力パラメタと出力パラメタを入れ替えた場合）	マッピング線が削除され，パラメタの位置が変更されます。
5	パラメタ名の変更	変更前の名称のパラメタに関連づけられていたマッピング線が削除されます。
6	パラメタの説明（ツールチップ）	変更後の説明に更新されます。
7	入出力アクションコントローラクラスを識別する文字列※1の変更	変更後の文字列に更新されます。
8	入出力プラグインの説明（ツールチップ）	変更後の説明に更新されます。
9	入出力プラグインの実行順序	変更後の順序に更新されます。
10	プラグインパーツのプラグインアイコンの変更※2	変更後のプラグインアイコンに更新されます。

注※1

「3.1.1(3)　プロパティキーの詳細」を参照してください。

注※2

アイコンの変更方法については，「3.3.1　入出力プラグインのカスタマイズ」を参照してください。

［プラグインパーツ更新］メニューを使用する手順を次に示します。なお，ここで説明する手順を実行するには，ナビゲーション プラットフォームのシステム管理者の権限が必要です。システム管理者の権限を持つユーザIDについては，マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで」を参照してください。

手順

1. 次のコマンドを実行して業務コンテンツのバックアップを作成し，業務コンテンツの一覧を出力します。
   

   npexport△[-c△バックアップしたい業務コンテンツのコンテンツID]△[-l△バックアップ一覧ファイルのパス]△バックアップ先のファイルのパス

2. システム管理者のユーザIDでナビゲーション プラットフォームにログインして，業務編集画面を表示します。
   ログインと業務編集画面の表示方法については，マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド」のログインおよび業務編集画面の表示に関する説明を参照してください。
   
3. 業務編集画面の［プラグインパーツ更新］メニューを選択します。
   

   

   変更したプラグインの内容が，システムに反映されます。このとき，変更したプラグインと関連づけがある業務コンテンツがすべて更新されます。
   
4. 手順1.のコマンドを再度実行し，更新後の業務コンテンツの一覧を出力します。
   業務コンテンツの一覧が出力されます。
   
5. 手順1.と手順4.で出力した業務コンテンツの一覧ファイルを比較し，どの業務コンテンツが更新されたのかを確認します。
6. 更新された業務コンテンツを業務編集画面上で表示し，必要に応じてガイドパーツとプラグインパーツの間に新しいマッピング線を引きます。
   ガイドパーツとプラグインパーツの間にマッピング線を引く手順は，「3.9.1　マッピング線を引く（ガイドパーツとプラグインパーツをつなぐ）」を参照してください。
   

注意事項

• プラグインパーツの更新中は，業務編集画面でほかの操作をしないでください。
• プラグインパーツを更新中に業務コンテンツが操作されるとエラーが発生します。対象となる業務コンテンツが利用されていないことを確認してから，プラグインパーツを更新してください。
• プラグインパーツの更新中は，npimportコマンド（業務コンテンツのインポート）またはnpexportコマンド（業務コンテンツのエクスポート）を実行しないでください。