Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


付録B.1 パラメタの移動(EADSサーバ)

EADSサーバで指定する一部のパラメタについて,指定する定義ファイルが変更になっています。

EADSを03-60以前のバージョンからアップデートする場合,次に示すパラメタを,それぞれの定義ファイルに移動してください。

ポイント
  • パラメタを移動しなかった場合,そのパラメタの設定は無効となり,デフォルトの値でEADSサーバが動作します。

  • 名称が変更になったパラメタは,ほかの定義ファイルに移動する際,新しいパラメタ名で指定できます。新しい名称との対応については「付録B.4 名称が変更になったパラメタの一覧」を参照してください。

  • 03-60以前に使用できたパラメタのうち,無効となったパラメタがあります。これらのパラメタを誤って定義した場合,EADSサーバの正常な動作は保証できません。無効となったパラメタについては「付録B.5 無効となったパラメタの一覧」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) サーバ定義ファイルから移動するパラメタ

サーバ定義ファイルから移動するパラメタおよび移動先の定義ファイルについて,次の表に示します。

表B‒1 サーバ定義ファイルから移動するパラメタ

項番

パラメタ名

移動先の定義ファイル

1

eads.consensus.external.heapsize

共通設定ファイル(eads_shared.properties)

(2) クラスタ定義ファイルから移動するパラメタ

クラスタ定義ファイルから移動するパラメタおよび移動先の定義ファイルについて,次の表に示します。

表B‒2 クラスタ定義ファイルから移動するパラメタ

項番

パラメタ名

移動先の定義ファイル

1

eads.server.max_key_size

共通設定ファイル(eads_shared.properties)

2

eads.cluster.heartbeat.address

3

eads.cluster.heartbeat.port

4

eads.replication.factor

5

eads.storeData.generation.count

6

eads.storeData.stop_command.generation.count

(3) コマンド定義ファイルの変更

コマンド定義ファイルは,ファイルの名称が変更になっています。

03-60以前のコマンド定義ファイル(eads_management.properties)の名称を,新しい名称(eads_command.properties)に変更して使用してください。

(4) 起動設定ファイルから移動するパラメタ

起動設定ファイルから移動するパラメタおよび移動先の定義ファイルについて,次の表に示します。

表B‒3 起動設定ファイルから移動するパラメタ

項番

パラメタ名

移動先の定義ファイル

1

eads.java.log.filesize

サーバ定義ファイル(eads_server.properties)

2

eads.java.log.filenum

3

eads.java.heapsize

共通設定ファイル(eads_shared.properties)

4

eads.java.external.heapsize

5

eads.java.permanent.size

注※

バージョン04-50以降では,eads.java.metaspace.maxsizeパラメタとなります。