Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


付録A.2 RemoveAllFunction(データの削除)

このサンプルプログラムは,EADSサーバに格納されているデータを削除します。

このユーザファンクションの引数と戻り値は文字列のため,eztool execfuncコマンドで実行できます。

〈この項の構成〉

(1) 規則

keyが<グループ名>:<yyyyMMddHHmmss>に合致する形式で,対象のEADSサーバに格納されているデータが削除されます。

年(yyyy),月(MM),日(dd),時(HH),分(mm),秒(ss)の各桁は固定なので,足りない桁は0で補ってください。これ以外の形式のkeyのデータは削除されません。

(2) ユーザファンクション名

samplefunc.RemoveAllFunction

(3) ユーザファンクション引数

特定のデータを削除したい場合は,ユーザファンクションに次の引数を渡します。

[,<時間範囲>]

<時間範囲>:

[<開始時刻>]:[<終了時刻>]

開始時刻,終了時刻は,yyyyMMddHHmmss形式で指定します。

yyyyMMddHHmmss:

yyyy:年,MM:月,dd:日,HH:時(00〜23),mm:分,ss:秒

また,どちらかの時刻を省略できます。開始時刻を省略した場合は最初のデータから,終了時刻を省略した場合は最後のデータまで削除されます。

(例)20131120150000:

2013年11月20日15時以降のkey,valueを削除します。

(4) 実行例

eztool execfuncコマンドでサンプルプログラムを実行します。

(例1)

キャッシュcache1に格納されているkey,valueをすべて削除します。

eztool execfunc cache1 samplefunc.RemoveAllFunction
(例2)

キャッシュcache2に格納されている2013年11月22日16時までのkey,valueをすべて削除します。

eztool execfunc cache2 samplefunc.RemoveAllFunction :20131122160000

(5) 例外処理

例外が発生した場合は,例外の内容をユーザログに出力し,ユーザファンクションの実行を中断します。

(6) 戻り値

"Success":データの削除に成功した場合

"Failure":データの削除に失敗した場合

(7) 注意事項

このAPIは複数同時に実行できません。ファンクション定義のeads.function.<ユーザファンクション名>.maxExecuteThreadsパラメタに1を指定し,最大同時実行スレッド数を制限してください。