Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


20.1.40 ead_add_node_eventlistener()(ノードイベントリスナ追加)

〈この項の構成〉

(1) 機能

ノードイベントリスナを追加します。

(2) 形式

#include <eads.h>
ead_nodelist ead_add_node_eventlistener
(
  const EAD_CACHE_MANAGER         *cmp,                        /* In */
  const char                      *node_eventlistener_name,    /* In */
  const int                       *nodeid,                     /* In */
  const ead_node_eventtype        *node_eventtype,             /* In */
  const ead_node_eventlistener    *node_eventlistener,         /* In */
  void                            *userdata,                   /* In */
  int                             *error_code                  /* Out */
);

(3) 引数

cmp

キャッシュを管理するキャッシュマネージャのハンドル(ポインタ)を指定します。

ead_init_client()またはead_init_client_n()で取得したハンドルを指定してください。

node_eventlistener_name

追加するノードイベントリスナの名称を指定します。

指定できるデータ型

文字数

説明

'\0'を終端記号とする文字列(char *)

1〜1,024

  • 半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_)が指定できます。

  • 文字列の最大サイズは,'\0'を含まないバイト数です。

  • 長さ0の文字列('\0'だけ)を指定できません。

同一クライアント内のほかのクラスタイベントリスナまたはノードイベントリスナと同じ名称を指定した場合は,エラーとなります。

nodeid

追加するノードイベントリスナに対応するEADSサーバIDを指定します。

node_eventtype

追加するノードイベントリスナの実行契機の情報を指すポインタを指定します。

node_eventlistener

追加するノードイベントリスナを指すポインタを指定します。

userdata

追加するノードイベントリスナとのデータの伝達に使用するポインタを指定します。

任意のアドレスを指定できます。

追加するノードイベントリスナとのデータの伝達にポインタを使用しない場合は,NULLを指定します。

error_code

エラーコード取得先のポインタを指定します。

エラーコードについては,「20.2 クライアントライブラリのエラーコード(C言語)」を参照してください。

(4) 戻り値

ノードイベントリスナの追加が終了した時点での,接続先EADSサーバの情報一覧(ead_nodelist構造体)が返却されます。

ead_nodelist構造体の形式と説明については,「20.1.53 ead_nodelist構造体(EADSサーバ情報)」を参照してください。

EADSサーバの状態に関係なく,すべてのEADSサーバの情報が返却されます。

異常終了時には,ead_nodelist構造体のnodesメンバにNULLが返却されます。

(5) 注意事項