20.1.38 ead_get_original_master_node()(本来のコピー元EADSサーバの情報取得)
(1) 機能
指定したkey(またはグループ)を格納する,本来のコピー元EADSサーバの情報を取得します。
本来のコピー元EADSサーバとは,クラスタを構成するすべてのEADSサーバが正常に接続できる場合に,指定したkey(またはグループ)のマスタとなるデータ(コピー元となるデータ)を格納するEADSサーバのことです。現時点のコピー元EADSサーバとは異なることがあります。
クラスタ構成に変更がなければ,EADSサーバの接続可否に関係なく,常に同じEADSサーバの情報が取得されます。
(2) 形式
#include <eads.h> ead_node ead_get_original_master_node ( const EAD_CACHE_MANAGER *cmp, /* In */ const char *key, /* In */ int *error_code /* Out */ );
(3) 引数
- cmp
-
キャッシュを管理するキャッシュマネージャのハンドル(ポインタ)を指定します。
ead_init_client()またはead_init_client_n()で取得したハンドルを指定してください。
- key
-
key(またはグループ)を指定します。
指定できるデータについては,「15.2.2(1) keyとして指定できるデータ」を参照してください。
- error_code
-
エラーコード取得先のポインタを指定します。
エラーコードについては,「20.2 クライアントライブラリのエラーコード(C言語)」を参照してください。
(4) 戻り値
指定したkey(またはグループ)を格納する本来のコピー元EADSサーバの情報が返却されます。
異常終了時には,ead_node構造体の各メンバに0が返却されます。
(5) 注意事項
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この関数の実行時には,EADSサーバへの通信は行われません。そのため,返却された接続先EADSサーバの情報が最新でないことがあります。
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取得したEADSサーバを接続先として使用する場合は,そのEADSサーバに接続できるかどうか,ead_node構造体のis_enableメンバを使用して確認してください。ead_node構造体のis_enableメンバについては,「20.1.54(2) メンバの説明」を参照してください。