Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


20.1.13 ead_get()(valueの取得)

〈この項の構成〉

(1) 機能

指定したkeyに関連づけられたvalueを取得します。

(2) 形式

#include <eads.h>
ead_value_element ead_get
(
  const EAD_CACHE     *cp,            /* In */
  const char          *key,           /* In */
  int                 *error_code     /* Out */
);

(3) 引数

cp

取得するvalueが格納されているキャッシュのハンドル(ポインタ)を指定します。

ead_start_cache()で取得したハンドルを指定してください。

key

取得するvalueに関連づけられたkeyを指定します。

指定できるデータについては,「15.2.2(1) keyとして指定できるデータ」を参照してください。

error_code

エラーコード取得先のポインタを指定します。

エラーコードについては,「20.2 クライアントライブラリのエラーコード(C言語)」を参照してください。

(4) 戻り値

keyに関連づけられたvalue情報(ead_value_element構造体)が返却されます。

ead_value_element構造体の形式と説明については,「20.1.43 ead_value_element構造体(value情報)」を参照してください。

次の場合は,ead_value_element構造体のvalueメンバにNULLが設定されます。

(5) 注意事項

戻り値として返却されたvalue情報のメモリ領域は,自動的に解放されないため,APで解放してください。詳細については,「19.1.1(10) 戻り値として返却されたメモリ領域を解放する」を参照してください。