Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


18.1.17 NodeEventContextインタフェース

〈この項の構成〉

(1) 説明

ノードイベントリスナの実行に必要な情報をNodeEventListenerインタフェースに渡すインタフェースです。

NodeEventContextインタフェースのインスタンスは,ノードイベントリスナの呼び出し直前に生成され,ノードイベントリスナの処理完了後に解放されます。

(2) インタフェース名

com.hitachi.software.xeads.client.api.NodeEventContext

(3) メソッド一覧

NodeEventContextインタフェースが提供するメソッド一覧を次の表に示します。

メソッド名

説明

getNodeEventType()

イベントが発生した契機を取得します。

getNodeId()

イベントが発生したEADSサーバIDを取得します。

getRangeId()

イベントが発生したレンジIDを取得します。

getNodeEventType()で返却される値(NodeEventType)によって,NodeEventListenerインタフェースのonEvent()内で実行できるメソッドが変わります。

NodeEventListenerインタフェースのonEvent()内でのメソッドの実行可否を次の表に示します。

表18‒2 NodeEventListenerインタフェースのonEvent()内でのメソッドの実行可否

メソッド名

getNodeEventType()で返却される値(NodeEventType)

NodeEventType. ISOLATED,

NodeEventType. RECOVERED

NodeEventType.PROMOTED_TO_MASTER,

NodeEventType.PROMOTED_TO_SLAVE,

NodeEventType.DEMOTED_TO_SLAVE,

NodeEventType.NO_ROLE

getNodeId()

getRangeId()

×

(凡例) ○:実行できます。 ×:実行できません。

onEvent()内で実行できないメソッドの場合は,例外としてIllegalStateExceptionが返却されます。

(4) getNodeEventType()

(a) 機能

イベントが発生した契機を取得します。

(b) 形式

public NodeEventType getNodeEventType()

(c) 戻り値

イベントが発生した契機が返却されます。

(5) getNodeId()

(a) 機能

イベントが発生したEADSサーバIDを取得します。

(b) 形式

public int getNodeId()

(c) 戻り値

イベントが発生したEADSサーバIDが返却されます。

(6) getRangeId()

(a) 機能

イベントが発生したレンジIDを取得します。

(b) 形式

public int getRangeId()

(c) 戻り値

イベントが発生したレンジIDが返却されます。

(d) 発生する例外

  • IllegalStateException(実行できないメソッドの呼び出し)