13.1.1　原因調査の流れ

レスポンスの低下，およびレスポンスの低下によるAPのタイムアウトの原因調査の流れを次の図に示します。

図13‒1　レスポンスの低下，およびレスポンスの低下によるAPのタイムアウトの原因調査の流れ

発生した現象の例

• レスポンス低下の報告があった。

• レスポンスの低下によってAPの処理がタイムアウトした。

考えられる主な原因

• 特定のEADSサーバにアクセスが集中している。

• 格納データのサイズなどが適切でない。

• EADS以外のプロセスが重い処理を実行している。

• リクエストが集中または増加している。

統計情報を使用した調査の観点

• EADSサーバ，ユーザファンクション，ネットワークのどれが要因か。

  ユーザファンクションの内部処理時間の平均値とユーザファンクションのユーザプログラムの処理時間の平均値から，レスポンス低下の要因を切り分けます。

調査に必要な障害情報

• 全EADSサーバの統計情報

統計情報の取得方法については，「11.13　統計情報を取得したい」を参照してください。

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