Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


11.3.2 クラスタを停止してから,各レンジに格納できるkeyの数を均等にする手順

メモリキャッシュだけを使用している場合に,クラスタを停止してから,EADSサーバの位置を変更して,各レンジに格納できるkeyの数を均等にする手順について説明します。

メモリキャッシュだけを使用している場合には,「11.3.1 クラスタを停止させないで,各レンジに格納できるkeyの数を均等にする手順(リバランス処理)」を実行することを推奨します。

ディスクキャッシュ,および2Wayキャッシュを使用している場合は,「11.1.3 クラスタを停止してから,EADSサーバをクラスタに追加する手順(ディスク上のキャッシュを使用する場合)」の手順を実行してください。

〈この項の構成〉

(1) クラスタ内の全EADSサーバを終了する(ファイルにデータを書き出す)

ファイルにデータを書き出してからクラスタ内の全EADSサーバを終了します。

手順については,「10.5 EADSサーバを終了する(メモリ上のデータをファイルに書き出す場合)」を参照してください。

(2) クラスタ定義を変更する

EADSサーバの位置(ハッシュ値)を自動で調整するために,各EADSサーバのクラスタ定義を変更します。

各EADSサーバのクラスタ定義ファイルから,eads.node.<EADSサーバID>.positionパラメタをすべて削除します。

(3) クラスタ内の全EADSサーバを開始する(ファイルからデータを読み込む)

クラスタ内の全EADSサーバを起動したあとに,前回稼働時にファイルに書き出したデータを,再度メモリ上に読み込ませます。

手順については,「10.3 EADSサーバを開始する(ファイルからデータを読み込んでキャッシュを作成する場合)」を参照してください。