Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


9.6.1 コンパクションの効果のしきい値の設定

キャッシュデータファイルに対する,コンパクションの効果のしきい値を設定できます。コンパクションの効果のしきい値の概要を次の図に示します。

図9‒5 コンパクションの効果のしきい値の概要

[図データ]

考え方

キャッシュデータファイルごとに,コンパクションの効果は異なります。eztool compactionコマンドを実行する際,しきい値を設定することで,例えば,一定以上のコンパクションの効果があるキャッシュデータファイルに絞って,コンパクションを実行する,という運用ができます。

次のコマンドで--thresholdオプションを省略した際に設定される,コンパクションの効果のしきい値を,コマンド定義のeads.command.compaction.effect.thresholdパラメタで設定できます。

この図の例では,キャッシュデータファイル2と5がコンパクションの効果がしきい値以上のファイルとなります。このとき,-thresholdオプションを省略してeztool compactionコマンドを実行すると,キャッシュデータファイル2と5がコンパクションの対象となります。