9.5.1 APの運用に関連するパラメタ
APの運用に関連するパラメタの一覧を次の表に示します。
項番 |
定義ファイル |
パラメタ名 |
指定する値 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|---|
1 |
クライアント定義ファイル |
1〜1024 |
10 |
|
2 |
0300 |
なし |
- 〈この項の構成〉
(1) クライアント定義ファイル
(a) eads.client.batchOperation.unit
キャッシュ内のデータに対して一括操作を実行する際に,一度のEADSサーバとの通信で,何回データ操作を実行するかを指定します。このパラメタを指定することで,一括操作時の各リソースの使用量や使用率を調整できます。
このパラメタの指定値を大きくすることによる影響を次に示します。
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EADSサーバとの通信回数の減少による,性能向上が期待できます。
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大量のデータ送信に伴い,ネットワークやメモリなどのリソースを占有することによって,性能に影響が出るおそれがあります。
- 注意事項
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環境によって適切な値が異なります。動作検証を行った上で,適切な値を指定してください。
このパラメタの指定値は,次に示すAPIで使用されます。
-
Java言語のクライアントライブラリで使用できるメソッド
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CacheクラスのputAll()
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CacheクラスのgetAll()(Set指定)
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CacheクラスのgetAll()(グループ指定)
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C言語のクライアントライブラリで使用できる関数
次に示すAPIは,通信にvalueを含みません。このため,このパラメタの指定値に関係なく,一度のEADSサーバとの通信で,最大1,024回データ操作を実行します。
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Java言語のクライアントライブラリで使用できるメソッド
CacheクラスのremoveAll()(Set指定)
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C言語のクライアントライブラリで使用できる関数
また,次に示すAPIは,このパラメタの指定値に関係なく,一度のEADSサーバとの通信で,対象の操作をすべて実行します。
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Java言語のクライアントライブラリで使用できるメソッド
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CacheクラスのremoveAll()(グループ指定)
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CacheクラスのremoveAll()(EADSサーバ指定)
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C言語のクライアントライブラリで使用できる関数