Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


9.1.2 バッファサイズの設定

EADSサーバが通信で使用するバッファの概要を次の図に示します。

[図データ]

EADSクライアントから送信されたリクエストは,EADSサーバ内で次のように制御されます。

[図データ]

EADSクライアントから送信されたリクエスト(データの更新操作)は,履歴に保持され,合意メッセージの送信キューで待機します。合意メッセージの送信キューは,合意メッセージの送信先となるEADSサーバの数だけ確保されます。

また,合意メッセージの送信キューの長さを,サーバ定義のeads.replication.sendQueue.lengthパラメタで,送信キューに格納できるデータの最大サイズを,サーバ定義のeads.replication.sendQueue.datasizeパラメタで設定できます。

なお,共通設定のeads.replication.preparationsパラメタで,一度に合意できる処理の最大数を設定することもできます。

最大同時接続数および最大同時実行スレッド数の設定については,「9.2 スレッドプールおよびコネクションプールに関連するパラメタの設計」を参照してください。

考え方

扱うデータ量に合わせてバッファサイズを調節することで,効率良くデータを送受信できます。