Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


7.5.1 EADSサーバの位置の設定

EADSサーバをクラスタ内のどこに配置するかをeads.node.<EADSサーバID>.positionパラメタで設定します。EADSサーバの位置(ハッシュ値)を指定することで,負荷を分散させることができます。

位置を指定しなければ,EADSサーバはクラスタ上の論理的な位置に均等に分散配置されます。

keyや業務の特性によって,データの配置(データ数,データ使用量,またはデータアクセス数)が偏ることがあります。そうなると,一部のEADSサーバに負荷が掛かり,レスポンス速度の低下やリソース不足などにつながります。

EADSサーバの位置を指定する場合は,統計情報(KeyCount,UsedMemorySize,およびRequestCount)を確認し,位置を分析します。

図7‒2 EADSサーバの位置の設定

[図データ]

データの分散配置については,「2.5 コンシステント・ハッシングによるデータの分散配置」を参照してください。