Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


5.1.3 インストール後にすること

EADSサーバをインストールしたあと,root(スーパユーザ)で次のことを行います。

〈この項の構成〉

(1) ディレクトリ構成を確認する

インストール後,EADSサーバのディレクトリ構成を確認します。

図5‒1 EADSサーバのディレクトリ構成

[図データ]

図に示したEADSサーバのディレクトリ構成について説明します。

ディレクトリ

説明

/opt/hitachi/xeads/server/

EADSサーバのインストールディレクトリです。

lib

EADSサーバを実行するためのライブラリファイルが格納されています。

ライブラリファイルは編集できません。

sample

eztool execfuncコマンドで実行できるユーザファンクションのサンプルプログラムが格納されています。

servers

EADSサーバの運用ディレクトリを配置します。

template

運用ディレクトリのテンプレートです。

bin

EADSサーバを運用操作するコマンドが格納されています。

コマンドは編集できません。

conf

次に示す定義ファイルが格納されています。

  • サーバ定義ファイル

  • クラスタ定義ファイル

  • 共通設定ファイル

  • コマンド定義ファイル

  • キャッシュ定義ファイル

app

ファンクション定義ファイル,およびjarファイル(ユーザファンクション)の格納先です。

lib

ユーザファンクションを実行するためのライブラリファイルの格納先です。

logs

ログファイルの出力先(デフォルト)です。

maintenance

保守ログファイル(システムが使用するファイル)の出力先(デフォルト)です。

stats

統計情報ファイルの出力先(デフォルト)です。

store

ストアデータファイル,キャッシュ情報ファイルおよびキャッシュインデックスファイルの出力先(デフォルト)です。

/opt/hitachi/xeads/javaclient/

EADSクライアント(Java)のインストールディレクトリです。

conf

クライアント定義ファイルが格納されています。

lib

ライブラリファイルが格納されています。

/opt/hitachi/xeads/PSB

EADSで使用するJDKの格納用ディレクトリです。

jdk

JDKのインストールディレクトリです。

注※

運用ディレクトリとは,EADSサーバの運用で使用するディレクトリのことです。運用ディレクトリには,EADSサーバの稼働に必要な定義ファイルや稼働時に出力されるログなどが格納されます。

注意事項

EADSのインストールによって配置されるディレクトリとファイルの所有者,グループ,権限を変更しないでください。また,運用ディレクトリの配下以外に,ユーザ固有のファイルを格納しないでください。これらを行うと,EADSが正しく動作しないおそれがあります。