Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


2.13.2 コネクションプール

EADSクライアントでは,一度確立されたコネクションを接続先ごとにプールして再利用します。これをコネクションプールと呼びます。

通信開始時,EADSクライアントは接続先のコネクションがすでに存在するかどうか確認します。コネクションがプールされている場合は,そのコネクションを使用して通信を開始します。

通信が終了すると,使用していたコネクションはコネクションプールに戻されます。

リクエストが集中してコネクションプールのコネクションがすべて使用されている場合,プールできるコネクションの最大個数分まで,新しくコネクションを確立します。

すでにプールできるコネクションの最大個数に達している場合は,コネクションがプールに戻されるまで処理待ちとなります。なお,処理待ちにしないでエラーにすることもできます。

コネクションプールを使用することで,何度もコネクションを確立する必要がなくなるため,通信時のオーバヘッドを軽減できます。