2.4.8 EADSサーバの位置を意識しないデータアクセス
EADSでは,コンシステント・ハッシングというアルゴリズムを利用して,クラスタ内のEADSサーバにデータを分散配置します。
分散配置されているデータにアクセスする際,EADSクライアントは,EADSクライアントが保持している接続先の情報(クラスタ構成情報)を基にデータの格納先EADSサーバを特定します。このため,AP作成時にデータが格納されているEADSサーバの物理位置を意識する必要はありません。
なお,データが多重化されている場合は,データの格納先EADSサーバにアクセスします。データの多重化については,「2.9 データの多重化」を参照してください。
クラスタ構成情報については,「2.10.1 ハートビートの送信によるクラスタ監視の概要」を参照してください。
データの分散配置の概要については,「2.5 コンシステント・ハッシングによるデータの分散配置」を参照してください。