1.4.2 リードキャッシュとしての利用
EADSは,業務システム内のリードキャッシュとして利用できます。リードキャッシュとは,読み込みを高速化するために,データを一時的に格納しておくメモリのことです。
オンラインショッピングなど,会員情報や購買履歴を表示するような参照系APで,EADSをリードキャッシュとして利用する例を次の図に示します。
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購買履歴など,必要なデータをあらかじめRDBMSからEADSに読み込ませます(リードキャッシュ)。
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クライアントはEADSにアクセスしてデータを参照します。
RDBMSから直接データを読み込むのではなく,EADSをリードキャッシュとして利用することで,ディスクアクセスに掛かるオーバヘッドをなくすことができ,高速にデータを処理できます。