11.2.2 EADsサーバをクラスタから削除する手順(ディスク上のキャッシュを使用する場合)
この項の内容は,ディスクキャッシュ,および2Wayキャッシュを使用する場合にお読みください。
ディスクキャッシュまたは2Wayキャッシュを使用する場合に,EADsサーバをクラスタから削除する手順について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) クラスタ内の全EADsサーバを終了する
クラスタ内の全EADsサーバを終了します。
手順については,「10.6 EADsサーバを終了する(ディスク上のキャッシュを終了する場合)」を参照してください。
(2) EADsサーバのキャッシュファイルを移動する
削除するEADsサーバ以外のEADsサーバのキャッシュファイルを,任意のディレクトリに移動します。
EADsサーバごとに,次のディレクトリ下のすべてのファイルを移動してください(次のディレクトリ下のすべてのファイルをコピーしたあとで,コピー元のファイルを削除してください)。
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<キャッシュ定義のeads.cache.disk.<n>.dirパラメタで指定したディレクトリ>/<キャッシュ名>
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<キャッシュ定義のeads.cache.disk.info.dirパラメタで指定したディレクトリ>/<キャッシュ名>(デフォルトは<運用ディレクトリ>/store/<キャッシュ名>)
移動先のディレクトリのパスは,全EADsサーバで同一になるようにしてください。
(3) 削除するEADsサーバのキャッシュファイルを退避する
削除するEADsサーバのキャッシュファイルを,ほかのどれか1つのEADsサーバの,「11.2.2(2) EADsサーバのキャッシュファイルを移動する」でキャッシュファイルを移動したディレクトリに退避します。
削除するEADsサーバの次のディレクトリ下のすべてのファイルを移動してください。
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<キャッシュ定義のeads.cache.disk.<n>.dirパラメタで指定したディレクトリ>/<キャッシュ名>
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<キャッシュ定義のeads.cache.disk.info.dirパラメタで指定したディレクトリ>/<キャッシュ名>(デフォルトは<運用ディレクトリ>/store/<キャッシュ名>)
(4) クラスタ定義を変更する
クラスタを構成するEADsサーバが減るため,クラスタ定義を変更する必要があります。
定義内容を変更する手順については,「11.3 定義内容を変更したい」を参照してください。
(5) クラスタ内の全EADsサーバを開始する(データを再配置する)
クラスタ内の全EADsサーバを起動したあとに,データを再配置します。
手順については,「11.1.2(5) クラスタ内の全EADsサーバを起動する」〜「11.1.2(9) 閉塞状態が解除できていることを確認する」を参照してください。