ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド
パラメーターは次の形式で記述します。
<パラメーター名>=<値>
ファイル名は任意です。このファイル名は,クエリグループ用プロパティファイルのstream.propertyFilesパラメーターで指定します。
このファイルは,必ず次のディレクトリに格納してください。
<運用ディレクトリ>\conf\
ストリーム単位でチューニングパラメーターを設定します。このファイルは,クエリグループ内のストリーム単位でチューニングパラメーターを設定したい場合だけ,ストリームごとに作成します。
指定できるパラメーターと省略時の仮定値を次の表に示します。なお,パラメーターの詳細については,「8.8.2 ストリーム用プロパティファイルのパラメーターの詳細」を参照してください。
表8-6 指定できるパラメーターと省略時の仮定値(ストリーム用プロパティファイル)
項番 | パラメーター名 | 内容 | 省略時の仮定値 | 指定できる値の範囲 | 再開始時の変更可否※1 |
---|---|---|---|---|---|
1 | stream.filterCondition | タイムスタンプ調整機能でタプルのフィルタリングをする場合に,フィルタリングの条件演算式を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | − | ○ |
2 | stream.filterMode | タイムスタンプ調整機能でタプルのフィルタリングをするかどうかを指定します。 unuse:タプルのフィルタリングをしません。 condition:タプルのフィルタリングをします。 |
クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | unuse または condition |
○ |
3 | stream.freeInputQueueSizeThreshold | 入力ストリームキューで使用する要素数の上限値に対する空きサイズのしきい値(単位:%)を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 1〜99の整数 | ○ |
4 | stream.freeInputQueueSizeThresholdOutputMessage | SDPサーバのメッセージログに,警告メッセージを出力するかどうかを指定します。 true:警告メッセージを出力します。 false:警告メッセージを出力しません。 |
クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | true または false |
○ |
5 | stream.maxKeepTupleCount | タイムスタンプ調整機能で保留できるタプル数の上限値を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 1〜1048576の整数 | ○ |
6 | stream.streamName | ストリームの名称を指定します。 | なし | − | ○ |
7 | stream.timestampAccuracy | タイムスタンプ調整機能の時刻単位と時刻調整範囲を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 「8.8.2(7) stream.timestampAccuracy={{sec|msec|usec},時刻調整範囲|unuse}」を参照してください。 | ○ |
8 | stream.timestampPosition | タプル内の時刻データ列名を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 「8.8.2(8) stream.timestampPosition=時刻データ列名」を参照してください。 | ○ |
9 | tpl.backupFileCount | タプルログファイルのバックアップを残す最大世代数を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 0〜10の整数 | ○ |
10 | tpl.bufferCount | タプルログのバッファーの面数を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 3〜512の整数 | ○ |
11 | tpl.bufferSize | タプルログのバッファーの最大サイズ(単位:キロバイト)を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 1〜2048000の整数 | ○ |
12 | tpl.fileCount | タプルログファイルの最大ファイル数を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 3〜512の整数 | ○ |
13 | tpl.fileSize | タプルログファイルの最大サイズ(単位:メガバイト)を指定します。 | クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 1〜2048の整数 | ○ |
14 | tpl.outputLevel | タプルログの出力レベルを指定します。
|
クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | 1〜3の整数 | ○ |
15 | tpl.outputTrigger | タプルログのファイルへの出力契機を指定します。 BUFFER:対象のストリームキューで現在のタプルログを取得しているバッファーがいっぱいになったら,タプルログをファイルへ出力します。 NONE:タプルログをファイルに出力しません。バッファリングもしません。 |
クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | BUFFER または NONE |
○ |
16 | tpl.useOverwrite | タプルログのバッファーの枯渇時にバッファーを上書きするかどうかを指定します。
|
クエリグループ用プロパティファイルで指定した値※2 | true または false |
○ |
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