ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド
パラメーターは次の形式で記述します。
<パラメーター名>=<JavaVMオプション>
jvm_options.cfg
このファイルは,必ず次のディレクトリに格納してください。
<運用ディレクトリ>\conf\
sdpstartコマンドでSDPサーバを起動するとき,またはStream Data Platform - AFのコマンドを実行するときのJavaVMオプションを指定します。インプロセス連携アダプターは,SDPサーバと同じJavaVM上で動作するため,このファイルのSDP_USER_OPTパラメーターで指定したオプションで動作します。このファイルは,運用ディレクトリごとに必ず作成します。
なお,このファイルの各パラメーターで指定するJavaVMオプションは,次に示すようにjavaコマンドのコマンドラインに指定されます。
指定できるパラメーターとデフォルト値を次の表に示します。なお,JavaVMオプションについては,「8.11 JavaVMオプションの一覧」を参照してください。
表8-2 指定できるパラメーターとデフォルト値(jvm_options.cfg)
項番 | パラメーター名 | 内容 | デフォルト値 |
---|---|---|---|
1 | SDP_CLASS_PATH | インプロセス連携アダプターが使用するjarファイルを指定します。指定するファイルは,システム構成によって異なります。※ 複数のjarファイルを指定する場合,jarファイルごとに指定します。指定例を次に示します。 (例) SDP_CLASS_PATH=. SDP_CLASS_PATH=C:\\sdp\\AP なお,jarファイルを相対パスで指定する場合は,運用ディレクトリからの相対パスを記述してください。 |
なし |
2 | SDP_CLASSLIB_TRACE | クラスライブラリのスタックトレースを出力するかどうかを指定します。 | -XX:-HitachiJavaClassLibTrace |
3 | SDP_CLASSLIB_TRACE_LINESIZE | クラスライブラリのスタックトレースの1行の文字数を指定します。 | -XX:HitachiJavaClassLibTraceLineSize=1024 |
4 | SDP_GC | ガーベージコレクションの発生時に拡張verbosegc情報を出力するかどうかを指定します。 | -XX:-HitachiVerboseGC |
5 | SDP_GC_PRINT_CAUSE | ガーベージコレクションの要因内容を出力するかどうかを指定します。 | -XX:+HitachiVerboseGCPrintCause |
6 | SDP_INITIAL_MEM_SIZE | Javaヒープの初期サイズを指定します。 なお,このパラメーターには,「2.7.1 ストリームデータ処理エンジンに関するメモリ使用量の見積もり」,および「2.7.2 標準提供アダプターに関するメモリ使用量の見積もり」で計算した値を指定します。 |
-Xms2048k |
7 | SDP_JVM_LOG | ログファイル名のプレフィックスを指定します。 | -XX:HitachiJavaLog:javalog |
8 | SDP_JVM_LOG_FILE_SIZE | ログファイルの1ファイルの最大ファイルサイズを指定します。 | -XX:HitachiJavaLogFileSize=256k |
9 | SDP_LOCALS_IN_STACK_TRACE | スレッドダンプ出力時のスタックトレースに,ローカル変数情報を出力するかどうかを指定します。 | -XX:-HitachiLocalsInStackTrace |
10 | SDP_LOCALS_SIMPLE_FORMAT | ローカル変数情報出力を簡易フォーマットにするかどうかを指定します。 | -XX:-HitachiLocalsSimpleFormat |
11 | SDP_MAX_MEM_SIZE | Javaヒープの最大サイズを指定します。 なお,このパラメーターには,「2.7.1 ストリームデータ処理エンジンに関するメモリ使用量の見積もり」,および「2.7.2 標準提供アダプターに関するメモリ使用量の見積もり」で計算した値を指定します。 |
-Xmx64m |
12 | SDP_MAX_PERM_SIZE | Permanent領域の最大サイズを指定します。 | -XX:MaxPermSize=64m |
13 | SDP_NEW_RATIO | DefNew領域に対するTenured領域の割合を指定します。 | -XX:NewRatio=2 |
14 | SDP_OOM_STACK_TRACE | OutOfMemoryError発生時のスタックトレースを出力するかどうかを指定します。 | -XX:-HitachiOutOfMemoryStackTrace |
15 | SDP_OUTPUT_MILLI_TIME | ミリ秒までの時間を出力するかどうかを指定します。 | -XX:-HitachiOutputMilliTime |
16 | SDP_PERM_SIZE | Permanent領域の初期サイズを指定します。 | -XX:PermSize=16m |
17 | SDP_SYS_OPT | Stream Data Platform - AFのコマンドの実行に必要なJavaVMオプションを指定します。 システム環境に依存して,コマンドでもJavaVMオプションを指定する必要がある場合に,このパラメーターを指定します。 このパラメーターの指定は,Stream Data Platform - AFのコマンドを実行する場合だけ有効です。 |
なし |
18 | SDP_THRD_DUMP | 標準出力にスレッドダンプを出力するかどうかを指定します。 | -XX:+HitachiThreadDumpToStdout |
19 | SDP_TRUE_TYPE_IN_LOCALS | ローカル変数情報出力時に,ローカル変数オブジェクトの実際の型名を文字列として出力するかどうかを指定します。 | -XX:-HitachiTrueTypeInLocals |
20 | SDP_USER_OPT | 次のどちらかの場合に,このパラメーターでJavaVMオプションを指定します。
(例) SDP_USER_OPT=-Dxxx=www SDP_USER_OPT=-Dyyy=zzz なお,同一のオプションを複数回指定した場合は,あとで指定したオプション(ファイルの末尾に近い方のオプション)が有効になります。 |
なし |
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