ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド
形式
sdptplls {-file <タプルログファイル>[ <タプルログファイル>...] [-time [<開始時刻>][,<終了時刻>]] [-info {file|tuple}] [-csv] [-data]|-file <タプルログファイル> [ <タプルログファイル>...] -check|-help}
機能
タプルログファイルに取得したタプルの情報を表示します。
実行権限
運用ユーザー
コマンド実行の前提条件
なし
格納先ディレクトリ
<運用ディレクトリ>\bin\
引数
-file <タプルログファイル>[ <タプルログファイル>...]
表示するタプルログファイルのパスを指定します。
複数のタプルログファイルを指定する場合は,半角スペースで区切って指定します。この場合,指定したファイルの順番に情報が表示されます。
-time [<開始時刻>][,<終了時刻>]
表示するタプルの開始時刻と終了時刻を,次の形式で指定します。
開始時刻,終了時刻はタプルの取得時刻で指定します。タプルの取得時刻は,このコマンドで確認できます。
開始時刻と終了時刻は,スペースを挿入しないでコンマで区切って指定します。
時刻の指定方法によって,それぞれ,次のように表示されます。
なお,-infoオプションでfileを指定した場合,この引数の指定は無効になります。
-info {file|tuple}
表示する情報の種類を指定します。
指定を省略した場合は,タプルの情報が表示されます。
-csv
表示内容を,CSVファイル形式で表示します。
このオプションを指定した場合,タイムスタンプなどの時刻情報は,日付と時刻で一つのデータとして扱われます。
-data
タプルのデータオブジェクトの内容を表示します。
-infoオプションでfileを指定した場合,このオプションの指定は無効になります。
-csvオプションを指定した場合,このオプションで表示されるタプルのデータオブジェクトは一つのデータとして扱われます。
-check
タプルログファイルに,タプルの欠落があるかを確認します。
-help
コマンドの使用方法を表示します。
このオプションが指定された場合,タプルの情報の表示,およびオプションの不正チェックをしないでコマンドを終了します。
注意事項
デフォルトと異なる文字コードの環境で取得したタプルログファイルを指定した場合,タプルの文字列情報が正しく復元されないことがあります。
戻り値
値 | 意味 |
---|---|
0 | コマンドが正常に終了しました。 |
1 | コマンドでエラーが発生しました。 |
出力形式
-info fileオプション指定時
File Name : aa...aa Version : bb-bb-bb Query Group Name : cc...cc Stream Name : dd...dd Time Stamp Mode : ee...ee Stream Type : ff...ff Base Time : gggg/gg/gg gg:gg:gg ggg Update Time : hhhh/hh/hh hh:hh:hh hhh ...(ファイルごとに繰り返し)
File Name,Version,Query Group Name,Stream Name,Time Stamp Mode,Stream Type,Base Time,Update Timeaa...aa,bb-bb-bb,cc...cc,dd...dd,ee...ee,ff...ff,gggg/gg/gg gg:gg:gg ggg,hhhh/hh/hh hh:hh:hh hhh...(ファイルごとに繰り返し)
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
変数 | 意味 |
---|---|
aa...aa | タプルログファイルのファイルパス(絶対パス) |
bb-bb-bb | タプルログを取得したStream Data Platform - AFのバージョン情報 |
cc...cc | タプルログを取得したクエリグループ名(1〜64文字の文字列) |
dd...dd | タプルログを取得したストリーム名(1〜100文字の文字列) |
ee...ee | タプルログを取得したクエリグループのタイムスタンプモード 次のどちらかが表示されます。
|
ff...ff | タプルログを取得したストリームの種別 次のどちらかが表示されます。
|
gggg/gg/gg gg:gg:gg ggg | タプルログ取得基準時刻(年/月/日 時:分:秒 ミリ秒) タプルログ取得基準時刻とは,クエリグループを初期化する契機でタプルログファイルに出力される時刻情報です。この時刻が同じタプルログファイルが,クエリの再実行に必要な一連のタプルログとなります。 |
hhhh/hh/hh hh:hh:hh hhh | タプルログファイルの更新開始時刻(年/月/日 時:分:秒 ミリ秒) |
-info tupleオプション指定時
File Name : ii...ii Record No Record Time Time Stamp Status jj...jj kkkk/kk/kk kk:kk:kk kkk llll/ll/ll ll:ll:ll lll mm...mm ...(タプルごとに繰り返し) ...(ファイルごとに繰り返し)
File Name : ii...ii Record No Record Time Time Stamp Status Data jj...jj kkkk/kk/kk kk:kk:kk kkk llll/ll/ll ll:ll:ll lll mm...mm nn...nn ...(タプルごとに繰り返し) ...(ファイルごとに繰り返し)
File Name,Record No,Record Time,Time Stamp,Status ii...ii,jj...jj,kkkk/kk/kk kk:kk:kk kkk, llll/ll/ll ll:ll:ll lll,mm...mm ...(タプルごとに繰り返し) ...(ファイルごとに繰り返し)
File Name,Record No,Record Time,Time Stamp,Status,Data ii...ii,jj...jj,kkkk/kk/kk kk:kk:kk kkk,llll/ll/ll ll:ll:ll lll,mm...mm,nn...nn ...(タプルごとに繰り返し) ...(ファイルごとに繰り返し)
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
変数 | 意味 |
---|---|
ii...ii | タプルログファイルのファイルパス(絶対パス) |
jj...jj | タプルログに割り当てられる通番(19けたの10進数) |
kkkk/kk/kk kk:kk:kk kkk | タプルログを取得した時刻(年/月/日 時:分:秒 ミリ秒) |
llll/ll/ll ll:ll:ll lll | タプルのタイムスタンプ(年/月/日 時:分:秒 ミリ秒) |
mm...mm | タプルの状態 次のどちらかが表示されます。
|
nn...nn | データオブジェクトの内容([カラム1|カラム2|...]) -dataオプションを指定した場合にだけ表示します。 |
-checkオプション指定時
File Name : oo...oo First No Last No pp...pp qq...qq Lost Norr...rr-rr...rr ...(欠落ごとに繰り返し) ...(ファイルごとに繰り返し)
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
変数 | 意味 |
---|---|
oo...oo | タプルログファイルのファイルパス(絶対パス) |
pp...pp | タプルログファイルの先頭の通番(19けたの10進数) |
qq...qq | タプルログファイルの末尾の通番(19けたの10進数) |
rr...rr-rr...rr | タプルが欠落している範囲(欠落範囲の先頭の通番-欠落範囲の末尾の通番) |
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