ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド

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4.2.4 アダプターの起動(標準提供アダプター)

標準提供アダプターを起動します。アダプターの起動前にクエリグループの登録および開始が完了している必要があります。

インプロセス連携の場合とRMI連携の場合では,使用するコマンドが異なります。それぞれの場合の起動方法について説明します。

<この項の構成>
(1) インプロセス連携の場合
(2) RMI連携の場合
(3) アダプターの状態遷移

(1) インプロセス連携の場合

sdpstartinproコマンドを実行して標準提供アダプターを起動します。

コマンドの引数には,アダプター構成定義ファイルのインプロセスグループ定義のname属性に指定したアダプターグループ名を指定します。インプロセスグループ定義については,「9.7.1 インプロセスグループ定義」を参照してください。

コマンドの実行例を次に示します。この例では,アダプターグループ名をInprocessAPSampleとしています。

<運用ディレクトリ>\bin\sdpstartinpro InprocessAPSample

sdpstartinproコマンドについては,「7. コマンド」の「sdpstartinpro(インプロセス連携アダプターの起動)」を参照してください。

(2) RMI連携の場合

sdpstartapコマンドを実行してアダプターを起動します。

コマンドの引数には,アダプター構成定義ファイルのRMIグループ定義のname属性に指定したアダプターグループ名を指定します。RMIグループ定義については,「9.7.2 RMIグループ定義」を参照してください。

コマンドの実行例を次に示します。この例では,アダプターグループ名をRMIGroupSampleとしています。

<運用ディレクトリ>\bin\sdpstartap jp.co.Hitachi.soft.sdp.adaptor.AdaptorManager RMIGroupSample

sdpstartapコマンドについては,「7. コマンド」の「sdpstartap(RMI連携アダプターの起動)」を参照してください。

(3) アダプターの状態遷移

標準提供アダプターを起動すると,アダプターグループがオンライン状態となり,SDPサーバとのデータの送受信ができる状態になります。アダプターグループの状態には,次の2種類があります。