ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド

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3.4.1 SDPサーバ用定義ファイルで設定できること

SDPサーバ用定義ファイルでは,SDPサーバやアダプターを実行するJavaVMの起動オプション,SDPサーバのポート番号や採取するAPIトレースとタプルログの詳細などを設定します。また,クエリグループやストリームなどのプロパティを設定します。

作成が必要なファイルは,アダプターとSDPサーバとの連携形態やプロパティの設定単位によって異なります。SDPサーバ用定義ファイルの作成の要否を次の表に示します。

表3-3 SDPサーバ用定義ファイルの作成の要否

項番 SDPサーバ用定義ファイル 作成の要否
1 SDPサーバ用JavaVMオプションファイル(jvm_options.cfg) 運用ディレクトリごとに必ず作成します。
このファイルには,SDPサーバを実行するJavaVMオプションを設定します。なお,インプロセス連携アダプターは,このファイルで設定したオプションで動作します。
2 RMI連携用JavaVMオプションファイル(jvm_client_options.cfg) RMI連携をする場合だけ,運用ディレクトリごと,またはアダプターごとに作成します。
このファイルには,RMI連携アダプターを実行するJavaVMオプションを設定します。
3 システムコンフィグプロパティファイル(system_config.properties) 運用ディレクトリごとに必ず作成します。
このファイルには,SDPサーバで使用するポート番号,採取するAPIトレースとタプルログの詳細などを設定します。
4 クエリグループ用プロパティファイル クエリグループごとに必ず作成します。
このファイルには,クエリ定義ファイルのパスやクエリグループを実行するときのチューニングパラメーターを設定します。
5 ストリーム用プロパティファイル クエリグループ内のストリーム単位でチューニングパラメーターを設定したい場合だけ,ストリームごとに作成します。
このファイルを作成しない場合には,クエリグループ用プロパティファイルで設定した内容で動作します。
6 インプロセス連携用プロパティファイル インプロセス連携をする場合だけ,標準提供アダプターはアダプターグループごと,カスタムアダプターはアダプターごとに作成します。
このファイルには,インプロセス連携アダプターのクラス名やjarファイルのパスを設定します。
7 ログファイル出力用プロパティファイル(logger.properties) 運用ディレクトリごとに作成します。作成しない場合には,デフォルト値で動作します。
このファイルには,メッセージログやトレースログの面数やサイズを設定します。
(凡例)
○:必ず作成するファイルです。
△:必要に応じて作成するファイルです。

SDPサーバ用定義ファイルについては,「8. SDPサーバ用定義ファイル」を参照してください。