ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド
SDPサーバ用定義ファイルでは,SDPサーバやアダプターを実行するJavaVMの起動オプション,SDPサーバのポート番号や採取するAPIトレースとタプルログの詳細などを設定します。また,クエリグループやストリームなどのプロパティを設定します。
作成が必要なファイルは,アダプターとSDPサーバとの連携形態やプロパティの設定単位によって異なります。SDPサーバ用定義ファイルの作成の要否を次の表に示します。
項番 | SDPサーバ用定義ファイル | 作成の要否 | |
---|---|---|---|
1 | SDPサーバ用JavaVMオプションファイル(jvm_options.cfg) | ○ | 運用ディレクトリごとに必ず作成します。 このファイルには,SDPサーバを実行するJavaVMオプションを設定します。なお,インプロセス連携アダプターは,このファイルで設定したオプションで動作します。 |
2 | RMI連携用JavaVMオプションファイル(jvm_client_options.cfg) | △ | RMI連携をする場合だけ,運用ディレクトリごと,またはアダプターごとに作成します。 このファイルには,RMI連携アダプターを実行するJavaVMオプションを設定します。 |
3 | システムコンフィグプロパティファイル(system_config.properties) | ○ | 運用ディレクトリごとに必ず作成します。 このファイルには,SDPサーバで使用するポート番号,採取するAPIトレースとタプルログの詳細などを設定します。 |
4 | クエリグループ用プロパティファイル | ○ | クエリグループごとに必ず作成します。 このファイルには,クエリ定義ファイルのパスやクエリグループを実行するときのチューニングパラメーターを設定します。 |
5 | ストリーム用プロパティファイル | △ | クエリグループ内のストリーム単位でチューニングパラメーターを設定したい場合だけ,ストリームごとに作成します。 このファイルを作成しない場合には,クエリグループ用プロパティファイルで設定した内容で動作します。 |
6 | インプロセス連携用プロパティファイル | △ | インプロセス連携をする場合だけ,標準提供アダプターはアダプターグループごと,カスタムアダプターはアダプターごとに作成します。 このファイルには,インプロセス連携アダプターのクラス名やjarファイルのパスを設定します。 |
7 | ログファイル出力用プロパティファイル(logger.properties) | △ | 運用ディレクトリごとに作成します。作成しない場合には,デフォルト値で動作します。 このファイルには,メッセージログやトレースログの面数やサイズを設定します。 |
SDPサーバ用定義ファイルについては,「8. SDPサーバ用定義ファイル」を参照してください。
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