Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編
cjlistrar(リソースアダプタの一覧表示)
形式
- リソースアダプタの状態表示の場合
cjlistrar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
[-clusterpool] [-spec]
- コネクション定義識別子の一覧表示の場合
cjlistrar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-resname <リソースアダプタの表示名> -outbound
- メッセージリスナのタイプの一覧表示の場合
cjlistrar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-resname <リソースアダプタの表示名> -inbound
- アクティブ化のために設定が必要なプロパティ名の一覧表示の場合
cjlistrar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-resname <リソースアダプタの表示名>
-listenertype <メッセージリスナのタイプ名>
機能
- リソースアダプタの状態表示の場合
- デプロイされているすべてのリソースアダプタについて,リソースアダプタ名とリソースアダプタの状態を標準出力に出力します。また,リソースアダプタがクラスタコネクションプールのメンバリソースアダプタの場合は,コネクションプールの状態も表示します。
- -specを指定すると,RARファイルのコネクタアーキテクチャの仕様バージョンを標準出力に出力します。
- コネクション定義識別子の一覧表示の場合
- Connector 1.5のリソースアダプタで,-resnameと-outboundを指定すると,デプロイされているRARファイルに含まれるOutboundリソースアダプタのコネクション定義識別子の一覧を標準出力に出力します。Connector 1.0のリソースアダプタでは,-resnameと-outboundは指定できません。
- Connector 1.5のリソースアダプタで,-resnameと-inboundを指定すると,デプロイされているRARファイルに含まれる,Inboundリソースアダプタのメッセージリスナのタイプの一覧を標準出力に出力します。Connector 1.0のリソースアダプタでは,-resnameと-inboundは指定できません。
- Connector 1.5のリソースアダプタで,-resnameと-listenertypeを指定すると,指定したメッセージリスナのアクティブ化のために設定が必要なプロパティ名の一覧を標準出力に出力します。Connector 1.0のリソースアダプタでは,-resnameと-listenertypeは指定できません。
引数
- <サーバ名称>
- 接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
- CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
- 指定内容の詳細については,「2.1(2) プロバイダURLについて」を参照してください。
- -clusterpool
- コネクションプールの状態を表示する場合に指定します。コネクションプールのクラスタ化機能を使用している場合に有効になります。
- -spec
- コネクタアーキテクチャのバージョンを表示する場合に指定します。
- 次のどちらかのコネクタアーキテクチャのバージョンが表示されます。
- Connector 1.0
- Connector 1.5
- -resname <リソースアダプタの表示名>
- 表示対象となるリソースアダプタ名を指定します。
- -outbound
- RARファイルに含まれるOutboundリソースアダプタのコネクション定義識別子を表示する場合に,-resnameとともに指定します。
- -inbound
- RARファイルに含まれるInboundリソースアダプタのメッセージリスナのタイプを表示する場合に,-resnameとともに指定します。
- -listenertype <メッセージリスナのタイプ名>
- 指定したメッセージリスナのアクティブ化のために設定が必要なプロパティ名を表示する場合に,-resnameとともに指定します。
出力形式
- -clusterpoolを指定しない場合
<リソースアダプタの状態> <リソースアダプタ名>
<リソースアダプタの状態> <リソースアダプタ名>
・・・
- <リソースアダプタの状態>には,次のどちらかの値が入ります。
- running:開始状態
- stopped:停止状態
- -clusterpoolを指定した場合
<リソースアダプタの状態> <コネクションプールの状態> <リソースアダプタ名>
<リソースアダプタの状態> <コネクションプールの状態> <リソースアダプタ名>
・・・
- <コネクションプールの状態>には,次のどれかの値が入ります。
- running:開始状態
- runningReserved:開始予約状態
- resumingAutomatically:自動再開中状態
- resumingManually:手動再開中状態
- blockedAutomatically:自動閉塞状態
- blockedManually:手動閉塞状態
- suspendedAutomatically:自動一時停止状態
- suspendedAutomaticallyReserved:自動一時停止予約状態
- suspendedManually:手動一時停止状態
- suspendedManuallyReserved:手動一時停止予約状態
- invalid:不正状態
- N/A:メンバリソースアダプタでない場合
- -specを指定した場合
<リソースアダプタの状態> <コネクタアーキテクチャの仕様バージョン> <リソースアダプタ名>
<リソースアダプタの状態> <コネクタアーキテクチャの仕様バージョン> <リソースアダプタ名>
・・・
- -clusterpoolと-specを指定した場合
<リソースアダプタの状態> <コネクションプールの状態> <コネクタアーキテクチャの仕様バージョン> <リソースアダプタ名>
<リソースアダプタの状態> <コネクションプールの状態> <コネクタアーキテクチャの仕様バージョン> <リソースアダプタ名>
・・・
- -resnameと-outboundを指定した場合
<コネクション定義識別子>
<コネクション定義識別子>
・・・
- -resnameと-inboundを指定した場合
<メッセージリスナのタイプ>
<メッセージリスナのタイプ>
・・・
- -resnameと-listenertypeを指定した場合
<プロパティ名>
<プロパティ名>
・・・
入力例
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 異常終了しました。
- 3:
- タイムアウトが発生しました。
- 9:
- 管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Server 2008 x86,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2008 R2,Windows 7またはWindows Vistaの場合)。
注意事項
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)に指定します。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<プロバイダURL> -nameserver)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <サーバ名称>)はできません。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
- 一覧は大文字小文字の区別なしで,昇順でソートされます。
- コネクションプールの状態にinvalidが出力された場合,メンバリソースアダプタをアンデプロイして再度デプロイしたあとに,再開始する必要があります。対処できない場合は,保守情報を取得して保守員に連絡してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, 2010, Hitachi, Ltd.