Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編
cjlistpool(コネクションプールの一覧表示)
形式
- J2EEリソースアダプタとしてデプロイされているリソースアダプタを指定する場合
cjlistpool [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
-resname <リソースアダプタの表示名>
[-resname <リソースアダプタの表示名> ...]
- アプリケーションに含めて使用されるリソースアダプタを指定する場合
cjlistpool [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
[-test]
-name <アプリケーション名>
-resname <リソースアダプタの表示名>
[-resname <リソースアダプタの表示名> ...]
- すべてのリソースアダプタを指定する場合
cjlistpool [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -resall
機能
- J2EEリソースアダプタとしてデプロイされているリソースアダプタを指定する場合
- 指定されたJ2EEリソースアダプタのコネクションプールの情報を標準出力に出力します。
- 一度に複数のリソースアダプタのコネクションプールの情報を表示できます。表示できないリソースアダプタがあった場合でも,すべてのリソースアダプタに対して表示を試みます。
- アプリケーションに含めて開始されているリソースアダプタを指定する場合
- 指定されたアプリケーションに含まれるリソースアダプタのコネクションプールの状態を標準出力に出力します。
- 一度に複数のリソースアダプタのコネクションプールの状態を表示できます。表示できないリソースアダプタがあった場合でも,すべてのリソースアダプタに対して表示を試みます。
- すべてのリソースアダプタを指定する場合
- 起動されているすべてのリソースアダプタのコネクションプールの情報を標準出力に出力します。
なお,無効なコネクションプールは出力されません。
引数
- <サーバ名称>
- 接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
- CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
- 指定内容の詳細については,「2.1(2) プロバイダURLについて」を参照してください。
- -resname <リソースアダプタの表示名>
- 表示対象とするリソースアダプタの表示名を指定します。
- Connector 1.5の場合,<リソースアダプタの表示名>!<コネクション定義識別子>で指定します。
- -test
- テストモードのアプリケーションに対してコマンドを実行する場合に指定します。
- 省略した場合,通常モードのアプリケーションに対してコマンドを実行します。
- -name <アプリケーション名>
- 表示対象とするリソースアダプタを含んでいるアプリケーション名を指定します。
- 省略した場合,J2EEリソースアダプタとしてデプロイされているリソースアダプタが対象となります。
- -resall
- すべてのリソースアダプタを表示対象とする場合に指定します。
出力形式
- <コネクションプールの状態>
- 表示されるコネクションプールの状態には,次のどれかの値が入ります。
- running:開始状態
- runningReserved:開始予約状態
- resumingAutomatically:自動再開中状態
- resumingManually:手動再開中状態
- blockedAutomatically:自動閉塞状態
- blockedManually:手動閉塞状態
- suspendedAutomatically:自動一時停止状態
- suspendedAutomaticallyReserved:自動一時停止予約状態
- suspendedManually:手動一時停止状態
- suspendedManuallyReserved:手動一時停止予約状態
- invalid:不正状態
- N/A:メンバリソースアダプタでない場合
- <コネクションID>
- コネクションIDを生成できない場合は「N/A」を出力します。
- コネクションIDに関する詳細については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」を参照してください。
入力例
- 形式1
cjlistpool MyServer -resname Rar1
- 形式2
cjlistpool MyServer -name App1 -resname Rar1
- 形式3
cjlistpool MyServer -resall
戻り値
- 0:
- 正常終了しました。
- 1:
- 異常終了しました。
- 3:
- タイムアウトエラーが発生しました。
- 9:
- 管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windows Server 2008 x86,Windows Server 2008 x64,Windows Server 2008 R2,Windows 7またはWindows Vistaの場合)。
注意事項
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<プロバイダURL> -nameserver)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <リソースアダプタの表示名> -resname <プロバイダURL>)はできません。
- コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
- コネクションプールの状態にinvalidが出力された場合,メンバリソースアダプタをアンデプロイして再度デプロイしたあとに,再開始する必要があります。対処できない場合は,保守情報を取得して保守員に連絡してください。
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