N+MコールドスタンバイのiSCSI設定引継ぎ方式では，WWN引継ぎ方式と同様にハードウェアのSVPと連携してサーバモジュールを切り替えます。この方式では，現用系サーバモジュールとストレージのマッピングを行うiSCSI BIOS設定を予備系サーバモジュールがそのまま引き継ぐことで，N+Mコールドスタンバイを実現します。

切り替え時に予備系サーバモジュールに引き継がれる情報については，マニュアル「BladeSymphonyユーザーズガイド」を参照してください。

N+Mコールドスタンバイ（iSCSI設定引継ぎ方式）の切り替え時の動作を次の図に示します。

図9-4　N+Mコールドスタンバイ（iSCSI設定引継ぎ方式）の切り替え時の動作