JP1 Version 9 JP1/Cm2/Internet Gateway Server

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2.6 リモート環境設定

JP1/Cm2/IGSからほかのJP1/Cm2/IGSの環境設定を,リモートで行うことができます。

リモート環境設定の動作概要を,次の図に示します。なお,図中の番号と説明の番号は対応しています。

図2-10 リモート環境設定

[図データ]

  1. リモート環境設定を許可する側のJP1/Cm2/IGS-Bは,リモート環境設定を許可する,または特定のJP1/Cm2/IGS(この場合はJP1/Cm2/IGS-A)のリモート環境設定だけを許可するよう,環境設定GUIのオプションで設定します。なお,初期設定では,リモート環境設定を許可するように設定されています。
  2. リモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGS-Aは,環境設定GUIの起動時に,リモート環境設定の対象としてJP1/Cm2/IGS-Bを指定します。
  3. JP1/Cm2/IGS-Bの環境設定定義ファイルが,JP1/Cm2/IGS-Aに転送され,読み込まれます。
    JP1/Cm2/IGS-AとJP1/Cm2/IGS-BのOSが異なる場合は,定義ファイルの内容が文字コード変換されて,転送されます。
  4. JP1/Cm2/IGS-Aで,JP1/Cm2/IGS-Bの環境設定をします。
    環境設定GUIは複数起動することができ,複数のJP1/Cm2/IGSの環境設定をまとめてすることもできます。
  5. 環境設定終了後,環境設定定義ファイルをJP1/Cm2/IGS-Bへ転送します。

注意事項
  • ローカル/リモートにかかわらず,一つのJP1/Cm2/IGSに対して,複数同時に環境設定を起動することはできません。
  • リモート環境設定を許可する側のJP1/Cm2/IGSのバージョンよりもリモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGSのバージョンが下位である場合は,リモート環境設定はできません。
  • リモート環境設定を許可する側のJP1/Cm2/IGSのバージョンとリモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGSのバージョンが異なる場合,リモート環境設定をする側のJP1/Cm2/IGSの機能範囲で設定できます。

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