JP1/Cm2/Network Element Configuration 機能・構築ガイド
ここでは,JP1/Cm2/NCをクラスタシステムで運用する場合のインストールとセットアップについて説明します。初めに,作業全体の流れを示したあと,インストールとアンインストールについて説明しています。
- <この項の構成>
- (1) インストールとセットアップの流れ
- (2) インストールとアンインストール
- (3) セットアップ
- (4) クラスタへの設定
(1) インストールとセットアップの流れ
インストールとセットアップの流れを次の図に示します。なお,クラスタの環境設定および動作確認はすべて終了していることを前提とします。
図F-1 インストールとセットアップの流れ
(2) インストールとアンインストール
この節では,JP1/Cm2/NCのプログラムのインストール手順とアンインストール手順について説明します。「3.2 インストールとアンインストール」を参照してください。なお,アンインストールするときにJP1/Cm2/NCの各プログラムを終了する方法については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Element Configuration 運用・操作ガイド」を参照してください。
(a) インストール
クラスタを停止した状態で,実行系および待機系の物理ホストにJP1/Cm2/NCをインストールします。なお,共有ディスクへのインストールはしないでください。必ず,各物理ホストのディスク上にインストールしてください。
上書きインストールする場合の手順を次に示します。
- クラスタを停止する。
- 待機系のJP1/Cm2/NCを上書きインストールする。
- 実行系から待機系にホストを切り替える。
- 実行系のJP1/Cm2/NCを上書きインストールする。
(c) アンインストール
クラスタを停止した状態で,それぞれの物理ホストからJP1/Cm2/NCをアンインストールします。
クラスタとJP1/Cm2/NCを停止した状態で,実行系および待機系のホストでそれぞれJP1/Cm2/NCをセットアップします。JP1/Cm2/NCのセットアップ方法については,「3.3 セットアップ」を参照してください。なお,運用中に設定を変更する場合は,実行系で変更した設定を待機系でも変更してください。
- 注意
- セットアップするときには次の点に注意してください。
- JP1/Cm2/NC - Adaptorの接続先となるJP1/Cm2/NC - Managerがクラスタ環境で動作する場合には,JP1/Cm2/NC - Adaptorスイッチ定義ファイル(nca.conf)の「mgr_host」キーに,接続先のJP1/Cm2/NC - Managerの論理IPアドレスまたはそれに対応するホスト名を指定してください。JP1/Cm2/NC - Adaptorスイッチ定義ファイル(nca.conf)の設定については,「5. 定義ファイル」の該当するJP1/Cm2/NC - Adaptorスイッチ定義ファイルの説明を参照してください。
- JP1/Cm2/NC - Viewの接続先となるJP1/Cm2/NC - Managerがクラスタ環境で動作する場合には,JP1/Cm2/NC - Viewログイン画面の接続ホスト名およびJP1/Cm2/NC - View接続先定義ファイル(ncvdest.conf)の「mgr_host」キーに,接続先のJP1/Cm2/NC - Managerの論理IPアドレスまたはホスト名を指定してください。JP1/Cm2/NC - View接続先定義ファイル(ncvdest.conf)の設定については,「5.2.3 JP1/Cm2/NC - View接続先定義ファイル(ncvdest.conf)」を参照してください。
クラスタのパッケージにJP1/Cm2/NCのサービスを登録します。
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