JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

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コマンドの入力方法

コマンドの入力方法は次の2とおりです。

コマンドの入力形式

コマンドの入力形式を次の例で示します。%はシェルのプロンプトを示します。

[図データ]

コマンドの入力内容は,これ以降の節で説明する各コマンド文法の説明に従ってください。UNIXの標準形式に合わせて,すべて半角の英数字で記述してください。

コマンド名
実行するコマンドのファイル名のことです。

オプション
オプションは,マイナス記号(-)で始まる英文字です。マイナス記号を複数指定した場合や,マイナス記号しか入力しなかった場合はエラーになります。
オプションの属性をより明確にするために,オペランドと呼ばれる文字列と組み合わせて指定する場合もあります。
オプションを指定する場合は,次のことに注意してください。
  • オプションの指定順は,各コマンド説明の「形式」の項の記載順に従ってください。
  • 同一のオプションを二つ以上指定した場合,コマンドの特性により,コマンドがエラーになる場合と,最後に指定したオプションが有効になる場合があります。
  • オペランドの文字列の中に空白を含める場合は,前後をダブルクォーテーション(")で囲んでください。
    例えば,1と2をオペランドに持つオプション-dは次のように指定します。
     %コマンド名 -d "1 2"

■オプションの指定内容

コマンドのオプションで指定する名称の指定方法について説明します。

なお,配布先名や完全資源名など,一つのオプションで複数個指定できるものについては,1個以上の半角スペースで区切って指定してください。

配布管理システムまたは中継システムを指定する場合は,配布先の指定方法を配布先名または配布先IPアドレスのどちらかに統一してください。

配布先名
配布先名は,パッケージを配布するあて先の名称です。配布先名は次の形式で指定します。
ホスト名△1〔ホスト名…〕

ホスト名
ネットワークのセットアップ時に設定した,UNIXまたはWindowsのホスト名を指定します。ホスト名の詳細については,各ネットワーク(TCP/IP)の該当するマニュアルを参照してください。

配布先IPアドレス
配布先IPアドレスは,パッケージの配布経路をIPアドレスで指定します。配布経路とは,配布先と配布管理システムがどのネットワークを経由して接続しているかを示すものです。
配布先名はホスト名で指定するのに対し,配布先IPアドレスの場合はIPアドレスで指定します。
IPアドレスとIPアドレスの区切りには!を記述します。指定例を示します。
IPアドレス1!IPアドレス2!IPアドレス3

完全資源名
完全資源名は,JP1/NETM/DM Clientに登録したパッケージの名称で,システム内でユニークな名称です。完全資源名は次の形式で指定します。
DM種別コード.グループ名.資源名〔.〔バージョン/リビジョン〕〔.世代番号〕〕

DM種別コード 〜 ((C|D))
パッケージを登録したシステムの種類をC(UNIX),D(Windows)の中から選んで指定します。

グループ名 〜<英大文字,数字>((2文字))
パッケージのグループ名を指定します。

資源名 〜<英大文字,数字,ハイフン,およびアンダーバー>((1〜44文字))
ソフトウェアの名称を指定します。

バージョン/リビジョン 〜<英大文字,数字,および / >((1〜8文字))
パッケージのバージョン/リビジョンを指定します。バージョン/リビジョンを省略した場合は,バージョン/リビジョン以外の条件が一致するすべてのパッケージを対象とします。

世代番号 〜<英大文字,数字>((4けた))
パッケージの世代番号を指定します。世代番号を省略した場合は,世代番号以外の条件が一致するすべてのパッケージを対象とします。

完全資源グループ名
完全資源グループ名は,パッケージング時に指定したグループの資源格納庫内の名称です。完全資源グループ名は次の形式で指定します。
DM種別コード.グループ名
指定内容は,「完全資源名」のDM種別コード,およびグループ名と同じです。

配布先指令番号
配布先指令番号は,JP1/NETM/DM Clientが指令を管理するために付ける番号です。指令の実行状況を表示するrdsafindコマンド(-lオプション)で確認できます。配布先指令番号は次の形式で指定します。
配布先指令番号

配布先指令番号 〜<16進数>((16けた))
対象とする指令の配布先指令番号を指定します。

グループid
配布指令に,配布先システムのグループの名称であるグループidを指定します。グループidは次の形式で指定します。
グループid

グループid 〜<英数字,日本語>((半角32文字分以内))
グループidは全角文字,および次の文字を除く半角文字を使用できます。
「!(感嘆符)」「"(ダブルクォーテーション)」「%」「'(シングルクォーテーション)」「*」「.(ピリオド)」「/」「:(コロン)」「<(山括弧)」「>(山括弧)」「?」「@」「\」「|(ストローク)」
また,デフォルトidを指定できます。
異なるプラットフォームが混在するシステムでグループidを定義する場合,プラットフォーム間で文字コードが一致するように注意してください。一致しないと配布できない場合があります。

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