JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
配布管理システムでは配布先システムからの報告を受け,パッケージ配布またはファイル収集の実行状況や,配布先システムでの資源状態を管理できます。配布管理システムは配布先のパッケージの状態を資源状態ファイルに格納します。
パッケージ配布またはファイル収集が実行されると,中継システムはrdssndコマンドを自動的に実行して,処理結果を自動的に配布管理システムに報告します。中継システムを経由して接続しているクライアントでの処理結果は,中継システムが自マシンの処理結果とまとめて配布管理システムに報告します。
- <この項の構成>
- (1) 結果報告の再試行
- (2) JP1/NETM/DMが動作しないマシンからの配布状況の報告
中継システムでは,配布管理システムへの処理結果の送信(rdssndコマンドの実行)に連続して失敗したとき,送信を再試行する回数を設定できます。設定した再試行の回数分,処理結果を送信しても失敗した場合は,次の処理の結果送信時に再度送信されます。処理結果送信の再試行回数を設定すれば,不正な結果通知の送信を続けることがないため,無駄な通信量を削減できます。
処理結果送信の再試行回数は,動作環境設定用ファイルで設定します。設定内容については,「第2編 6.8 動作環境設定用ファイルの設定」を参照してください。
(2) JP1/NETM/DMが動作しないマシンからの配布状況の報告
UNIXの配布先システムでは,基本機能のrdsusnd2コマンドを実行することで,JP1/NETM/DMが動作しないマシン(非サポート端末)でのユーザデータおよびユーザプログラムの配布状況を配布管理システムに通知できます。rdsusnd2コマンドの通知内容はrdsusndコマンドと同じです。
この機能を使用すると,銀行のATM端末や流通業のPOS端末などの非サポート端末でのパッケージの状況をUNIXの配布管理システムで管理できます。
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