JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
OSパッチの組み込み前,配布時に配布先システムで必要な設定,および組み込み時に配布先システムで必要となる確認事項について説明します。
- <この項の構成>
- (1) OSパッチを組み込む前に配布先システムで必要な設定
- (2) OSパッチの配布時に配布先システムで必要な設定
- (3) OSパッチの組み込み時に配布先システムで必要となる確認事項
(1) OSパッチを組み込む前に配布先システムで必要な設定
- JP1/NETM/DM Client起動時のPATH環境変数に,表2-12に示すOSパッチのインストールコマンド,およびインストールコマンドで使用するオプションが格納されたフォルダを指定してください。
表2-12 OSパッチのインストールコマンドおよび使用するオプション
OS OSパッチの
インストール
コマンド使用するオプション HP-UX swinstall -s,-x autoreboot=false,
-x patch_match_target=trueSolaris patchadd 使用しない AIX installp -a,-c,-d,-g,-q,-v,-N,-X Linux rpm -h,-i,-v - OSパッチのインストールコマンドの最大監視時間を指定してください。OSパッチのインストールコマンドの最大監視時間は,設定ファイルの「ユーザ組み込み処理またはPPインストール後処理監視時間(APWatchTimer)」で指定した値です。インストールコマンドの処理がこの値を超えた場合,配布指令はエラーとなります。
- 注意事項
- 組み込み済みのOSパッチの組み込み状態によって,配布されたOSパッチが組み込まれない場合があります。同じOSパッチがすでに組み込まれている場合の組み込みの可否を表2-13に示します。
表2-13 同じOSパッチがすでに組み込まれている場合の組み込みの可否
組み込み状態 配布指示の種類 通常配布 強制配布 手動で組み込まれている ○ − JP1/NETM/DMから組み込まれている − − 組み込まれていない ◎ ◎
- (凡例)
- ○:配布指令は正常終了するが,組み込まれない。
- −:配布指令はエラーとなり,組み込まれない。
- ◎:配布指令は正常終了し,組み込まれる。
(2) OSパッチの配布時に配布先システムで必要な設定
自システムでの組み込み待ち,または組み込み済みのOSパッチのパッケージを表示する場合,rdsrsclstコマンドのuオプションを指定して,コマンドを実行してください。
(3) OSパッチの組み込み時に配布先システムで必要となる確認事項
OSパッチのインストールコマンドが正常終了した場合,終了コードは「0」となります。終了コードから,インストールコマンドが正常終了したかどうかを確認してください。
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