JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)

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2.6.2 OSパッチの配布の流れ

JP1/NETM/DMでOSパッチを配布する場合の,OSパッチのパッケージングから,配布先システムへの配布までの流れを次に示します。

  1. OSパッチを資源登録システムから配布管理システムに登録する
    資源登録システムでOSパッチのパッケージを作成し,配布管理システムに登録してください。
    配布管理システムへの登録方法については,「2.2 ソフトウェアの登録(パッケージング)」を参照してください。OSパッチをパッケージングする場合,資源登録システムでのrdscmコマンドの実行や登録ファイルの属性の指定に注意してください。資源登録システムでの注意事項については,「2.6.3 資源登録システムでの設定時の注意事項」を参照してください。
  2. OSパッチの配布指令を配布管理システムから実行する
    配布先システムにOSパッチが配布されます。
    配布管理システムでの配布指令の設定については,マニュアル「JP1/NETM/DM Manager」を参照してください。OSパッチを配布する場合,配布管理システムでのrdsdmindコマンドの実行やOSパッチの上書きインストールの設定に注意してください。配布管理システムでの注事事項については,「2.6.4 配布管理システムでの設定時の注意事項」を参照してください。
    また,OSパッチを配布先システムにインストールする場合に必要な設定,およびインストールコマンドの動作については,「2.6.5 配布先システムで必要な設定および組み込み時に必要な確認」を参照してください。
    OSパッチを配布した場合,次に示すログファイルが作成され,OSパッチのインストールコマンド実行時に標準で出力されるメッセージ,およびエラーメッセージが出力されます。
    • HP-UX以外の場合:/NETMRDS/rdsprm/OSPATCH.LOGF
    • HP-UXの場合:/var/opt/NETMDMW/rdsprm/OSPATCH.LOGF
    OSパッチのインストールコマンドのリターンコードは,次のファイルに出力されます。
    • HP-UX以外の場合:/NETMRDS/rdsprm/MAIN.LOGF
    • HP-UXの場合:/var/opt/NETMDMW/rdsprm/MAIN.LOGF
  3. 配布先システムに配布されたOSパッチのインストール状況を確認する
    OSパッチが配布先システムにインストールされたかどうかを,JP1/NETM/DM Managerから確認してください。
    配布先システムに配布されたOSパッチのインストール状況は,次に示す方法で確認します。

    UNIX版JP1/NETM/DM Managerから確認する場合
    rdsdmcnfコマンドの-kオプションにAを指定してコマンドを実行します。
    このコマンドを実行して,JP1/NETM/DM Clientで使用する資源名と,OSにインストールしたOSパッチ名の両方が取得されるとき,OSパッチは次のように表示されます。
    基本機能:o
    配布支援機能:空白

    Windows版JP1/NETM/DM Managerから確認する場合
    「ソフトウェア情報の取得」ジョブを実行します。このジョブを実行して,JP1/NETM/DM Clientで使用する資源名と,OSにインストールしたOSパッチ名の両方が取得されるとき,OSパッチは次のように表示されます。
    リモートインストールマネージャ:未定データ

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