JP1/NETM/DM Client(UNIX(R)用)
配布管理システムがパッケージを管理する上で最も基本的な資源属性に,DM種別および資源グループがあります。管理者は,パッケージの属性を表示したり,パッケージを配布したりする場合に,この分類を意識しておく必要があります。
資源格納庫内のパッケージ数およびグループ数には次の制限があります。
- DM種別一つ当たり最大1,296グループ
- 1グループ当たり最大5,000パッケージ
- <この項の構成>
- (1) DM種別
- (2) 資源グループ
パッケージを登録したシステムの種類を表す属性をDM種別と呼びます。コマンドやメッセージデータでは,DM種別をアルファベット1文字のコード(DM種別コード)で表します。DM種別の意味を次に示します。
- WS登録資源(DM種別コード:C)
- UNIXの資源登録システムから登録されたパッケージです。
- PC登録資源(DM種別コード:D)
- Windowsの資源登録システムから登録されたパッケージです。
共用資源でないパッケージは,パッケージを登録したシステムと同じDM種別を持つ配布先にしか配布できません。例えば,UNIXの資源登録システムから登録されたパッケージはUNIXの配布先システムに配布できますが,Windowsの配布先システムには配布できません。
資源登録システムではパッケージング時に,資源名のほかにグループ名を指定します。配布管理システムは,同じDM種別内で同じグループ名を持つソフトウェア同士を論理的なグループとみなして管理します。同じソフトウェアを異なるグループ名で登録することもできるため,ソフトウェアの世代管理ができます。
パッケージング時に新しいグループ名が指定された場合,配布管理システムは,資源格納庫内に順次新しいグループを作成していきます。ただし,既存のグループにソフトウェアを登録するよりも処理に時間が掛かります。
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