JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)
JP1/NETM/DM Client(クライアント)を使用しているとき,正常に動作しない,エラーが発生するなどの現象が起こることがあります。次に,発生が考えられる現象とその対処について説明します。
Windowsのデフォルトインストール先ディレクトリが「\WINNT」の場合の,hostsファイルおよびservicesファイルの位置は次のとおりです。
\WINNT\system32\drivers\etc
hostsファイルおよびservicesファイルは,Windowsのインストール先ディレクトリにあります。デフォルトインストール先ディレクトリは「C:\WINDOWS」です。
IPアドレスの通常の設定方法,およびDNSを使用する場合の設定方法を次に示します。
ジョブがエラーとなるような場合,クライアントが上位システムと正常に通信できていないおそれがあります。次に示す方法で,通信環境が正しく設定されているか確認してください。
現在のTCP/IP通信環境の設定を確認するには,コマンドプロンプトからWINIPCFGコマンドを実行します。
パッケージのインストールやパッケージングに失敗する場合は,ディスク容量が足りているかどうかを確認してください。必要なディスク容量については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「5.3.3(4) パッケージのインストール」および「5.3.3(6) パッケージング」を参照してください。
TCP/IP環境のキープアライブの設定を確認してください。確認する設定値はレジストリの次の値です。
この設定値は,エラーを検知するまでの時間です。設定範囲およびデフォルトは次のとおりです。
エラー検知までの時間を短くする場合には,値を小さくしてください。ただし,すべてのTCP/IPアプリケーションが影響を受けます。値が小さ過ぎると,不当に通信エラーになることもあります。詳細については,Windows NTのリソースキットに関する書籍を参照してください。
また,「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\アダプタ名\Parameter\Tcpip」キーのキープアライブの設定が有効であるかどうかも確認してください。
TCP/IP環境のキープアライブの設定を確認してください。確認する設定値はレジストリの次の値です。
この設定値は,エラーを検知するまでの時間です。設定範囲およびデフォルトは次のとおりです。
エラー検知までの時間を短くする場合には,値を小さくしてください。ただし,すべてのTCP/IPアプリケーションが影響を受けます。値が小さ過ぎると,不当に通信エラーになることもあります。詳細については,ご使用のOSのリソースキットに関する書籍などを参照してください。
AMT連携機能を利用しても,クライアントの再インストール時にホスト識別子が復元されない場合は,次の要因が考えられます。
クライアントのコンピュータがAMTに対応しているかどうかを確認してください。コンピュータがAMTに対応していない場合,システム情報の「AMTファームウェアバージョン」の項目には「N/A」が表示されます。
AMTのProvisionモデルに「Small Business」が設定されているか確認してください。Provisionモデルの設定が誤っている場合,システム情報の「AMTファームウェアバージョン」の項目には「N/A」が表示されます。
AMTに設定したユーザ名とパスワードが正しいか確認してください。ユーザ名とパスワードが誤っている場合,システム情報の「AMTファームウェアバージョン」の項目には「N/A」が表示されます。
クライアントの初回インストールの前にAMTの不揮発性メモリを初期設定していない場合,ホスト識別子が保管されないため,クライアント再インストール時にホスト識別子をAMTの不揮発性メモリから復元できません。
AMTの不揮発性メモリを初期設定していない場合,システム情報の「AMTファームウェアバージョン」の項目にはバージョンが表示されます。
ホスト識別子の復元に失敗した場合,インストール時に生成されたホスト識別子で,AMTの不揮発性メモリに保管されているホスト識別子が書き換えられます。上位システムには,生成されたホスト識別子が通知されます。
この場合,配布管理システムで重複ホストを検索し,重複ホストが存在する場合は削除してください。
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