JP1/NETM/DM 運用ガイド2 (Windows(R)用)
SCHEDULEタグでは,リモートインストールのスケジュールなどを指定します。このタグは,dcmcollコマンドおよびdcmpackコマンドで使用します。
指定できるパラメタ,およびコマンドの引数との対応を次の表に示します。
- <この項の構成>
- (1) 形式
- (2) 説明
SCHEDULE{
expiration_date=中継システムでのパッケージ保管期限
expiration_days=中継システムでのパッケージ保管日数
installation_date_and_time=インストール日時
installation_timing=インストールタイミング
}
- expiration_date=中継システムでのパッケージ保管期限
パッケージを中継システムで保管する期限を「YYMMDD」の形式で指定します。
YY :西暦年の下2けた(00〜35)
MM :月(01〜12)
DD :日(01〜31)
ここで指定した期限に達すると,中継システムで保管中のパッケージは自動的に削除されます。保管期限を過ぎたパッケージや当日期限のパッケージを配布すると,翌日削除されます。
実際の運用では,中継システム下のすべてのクライアントでインストールが完了するまで,パッケージを保管しておく必要があります。例えば,パッケージの配布とインストールに3週間必要であれば,3週間目以降の日を指定します。
このパラメタを省略すると,パッケージング時の日付にパッケージャで指定された「中継システムでのパッケージ保管日数」の日数を加算した日付が設定されます。
- (例)
- 条件1 パッケージング時の日付:2001年8月22日
- 条件2 「中継システムでのパッケージ保管日数」の設定:10日
- この場合にパラメタに設定される値:2001年9月1日
なお,パッケージャで値を指定していない場合は,90日後の日付が設定されます。
- expiration_days=中継システムでのパッケージ保管日数
保管日数を数値で指定します。指定できる範囲は,1〜32,000です。指定した値が変換後に2035年12月31日以降になる場合,一律2035年12月31日に設定されます。
expiration_dateと同時に指定した場合は,expiration_dateが優先されexpiration_daysの指定は無視されます。
expiration_dateおよびexpiration_daysの指定がない場合,パッケージャのデフォルトとして設定された日数になります。パッケージャにデフォルトが指定されていない場合は,90日後が設定されます。
指定できる範囲外の数値が指定された場合は,「コマンド入力値不正」のエラーとなり,イベントビューアにメッセージが出力されます。
- installation_date_and_time=インストール日時
パッケージをリモートインストールする日時を「YYMMDDhh:mm」の形式で指定します。
YY :西暦年の下2けた(00〜99)
MM :月(01〜12)
DD :日(01〜31)
hh :時(00〜23)
mm :分(00〜59)
- installation_timing=インストールタイミング
dcmcollコマンドで使用する場合はファイルを収集するタイミングを,dcmpackコマンドで使用する場合はパッケージをインストールするタイミングを,「S」(システム起動時)または「N」(システム稼働中)で指定します。コマンドの引数で指定する場合は,「/t」の直後に「S」または「N」を指定します。デフォルトは,「N」(システム稼働中)です。
- S(システム起動時)
クライアントのシステム起動時に,収集またはインストールされます。インストール日時を指定している場合は,指定した日時以降の最初のシステム起動時にパッケージがインストールされます。
- N(システム稼働中)
クライアントのシステム稼働中に,収集またはインストールされます。インストール日時を指定している場合は,指定した日時にパッケージがインストールされます。ただし,指定した日時にクライアントが起動していないときは,次回のシステム起動時にインストールされます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2013, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.