JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)

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6.4 稼働情報を取得する

抑止履歴,操作履歴,および稼働時間をクライアントから取得するには,次の二つの方法があります。

ここでは,それぞれの方法について説明します。

なお,抑止履歴および操作履歴は,ネットワークの負荷を軽減するために,クライアントからの取得時に約20%の容量に圧縮されます。取得後は配布管理システムで解凍され,次の表に示す場所に格納されます。

表6-1 抑止履歴および操作履歴の格納先

稼働情報 配布管理システムでの格納先
抑止履歴 netmdm_monitoring_resultテーブル
操作履歴 JP1/NETM/DM Managerのソフトウェア操作履歴格納ディレクトリ\OPERATION
稼働時間 netmdm_monitoring_workresult
注※
JP1/NETM/DM Managerをインストールしたときに,[ソフトウェア操作履歴格納ディレクトリの設定]ダイアログボックスで指定したディレクトリ

ソフトウェア起動抑止の抑止履歴は,セットアップで設定した保存件数を超えた場合,古い履歴から削除されます。設定した保存件数を超えるソフトウェア起動抑止の抑止履歴を管理したい場合は,CSV出力ユティリティまたはdcmcsvuコマンドを利用して,定期的にCSV形式ファイルに出力してください。

操作履歴は,セットアップで設定したしきい値を超えた場合,超えた分が操作履歴退避ディレクトリに移動します。操作履歴退避ディレクトリに格納された操作履歴は削除されません。そのため,しきい値を超えた履歴も管理できます。ただし,操作履歴退避ディレクトリがディスク容量を圧迫するおそれがあるため,定期的にディレクトリのサイズを確認して,不要な操作履歴を削除してください。なお,操作履歴を削除する際には,JP1/NETM/DM Managerのサービス(Remote Install Server)を停止しておく必要があります。

稼働時間は,クライアント当たり220日分の情報が保存されます。稼働時間を取得した日数が220日分を超えた場合,古い情報から削除されます。保存日数を超える稼働情報を管理したい場合は,データベースのバックアップを取得してください。

<この節の構成>
6.4.1 クライアントからの定期通知
6.4.2 配布管理システムでの「ソフトウェア稼働情報の取得」ジョブの実行