JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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6.6.1 前提条件

<この項の構成>
(1) 必要なアプリケーション
(2) ダイヤルアップ接続で使用できる機能
(3) ダイヤルアップ接続をする場合の注意事項

(1) 必要なアプリケーション

ダイヤルアップ接続を使用するには,次のアプリケーション(サービス)が必要です。なお,OSがWindows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008,Windows Vista,Windows Server 2003またはWindows XPの場合,アプリケーション(サービス)は不要です。

OS アプリケーション(サービス)
Windows NT ServicePack3以降 リモートアクセスサービス
Windows 2000
Windows MeまたはWindows 98 ダイヤルアップネットワーク

リモートアクセスサービスまたはダイヤルアップネットワークで,接続先ホストの情報を設定しておく必要があります。

また,JP1/NETM/DMのインストールまたはセットアップで,ダイヤルアップ接続を使用するかどうかを設定します。また,ダイヤリング時のパスワード,ユーザ名などを設定します。

(2) ダイヤルアップ接続で使用できる機能

ダイヤルアップ接続で使用できる機能を,各コンポーネントに対応するプログラムメニュー別に次の表に示します。

表6-4 ダイヤルアップ接続で使用できる機能

コンポーネント サブコンポーネント プログラムメニュー 使用の可否
サーバ※1 サーバ本体機能 −(基本機能)※2
セットアップ ×
CSV出力ユティリティ ×
リモートインストールマネージャ リモートインストールマネージャ ×
アンアーカイバ ×
インベントリビューア ×
データベースマネージャ データベースマネージャ ×
JP1/Cm2連携機能 ×
JP1/Cm2連携ゲートウェイサーバ ×
中継システム※1 中継システム本体機能 −(基本機能)※2
CSV出力ユティリティ ×
セットアップ ×
リモートインストールマネージャ リモートインストールマネージャ ×
アンアーカイバ ×
クライアント クライアント −(基本機能)※2
ローカルシステムビューア ×
IDへの登録
クライアントマネージャ ×
ジョブ実行
ユーザ情報設定 ×
セットアップ ×
サーバへの通知
パッケージセットアップマネージャ パッケージセットアップマネージャ
付加機能
Visual Test 6.0による配布機能 ×
パッケージャ ソフトウェアパッケージャ
パッケージャユティリティ ×
Asset Information Manager Limited ×
Automatic Installation Tool Automatic Installation Tool ×
スタートアップキット機能支援ツール ×
(凡例)
○:ダイヤルアップ接続で使用できる
×:ダイヤルアップ接続では使用できない,または通信をしない
−:サブコンポーネントまたはプログラムメニューが存在しない
注※1
中継マネージャまたは中継システムのクライアント機能でのダイヤルアップ接続については,「クライアント」コンポーネント欄を参照してください。
注※2
サーバ,中継システム,またはクライアントをインストールした環境で機能する,基本的な機能です。特定のプログラムメニューは存在しません。

(3) ダイヤルアップ接続をする場合の注意事項

ダイヤルアップ接続をする場合の注意事項を次に示します。