JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.1.2 ホストを識別する運用キーの決定

JP1/NETM/DMを使用するネットワークで,ホストを識別するキーを決定する必要があります。キーには次の2種類があります。

JP1/NETM/DMホストを識別する運用キーの決定のため,次の項目を検討してください。

<この項の構成>
(1) ホスト識別子の使用の検討
(2) ノード識別キーの選択

(1) ホスト識別子の使用の検討

次のようなシステムでは,ホスト識別子によるネットワーク管理をお勧めします。

ホスト識別子を使用するかどうかは,マネージャのセットアップで「システム構成情報を自動反映する」チェックボックスをオンにしておく必要があります。

(2) ノード識別キーの選択

JP1/NETM/DMを使用するネットワークで,ノード(ホスト)を管理するときに使用する名称をノード識別キーと呼びます。ノード識別キーとして,ホスト名またはIPアドレスが使用できます。

ホスト名とIPアドレスを混在して使用することはできないため,運用を開始する前に,どちらのノード識別キーを使用するかを決めておく必要があります。なお,配布管理システムを階層化したシステムでは,システム全体でノード識別キーを統一する必要はありません。中継マネージャが管理するシステム内でノード識別キーを統一してください。

(a) ホスト名でJP1/NETM/DMのノードを管理する場合

次に示すシステムでは,ホスト名を使用してノードを管理してください。

ホスト名は,マニュアル「構築ガイド」の「8.1.2 JP1/NETM/DMでのホスト名の付け方」で示す規則に従って付けてください。

(b) IPアドレスでJP1/NETM/DMのノードを管理する場合

ネットワーク内のノードをホスト名で管理しにくいシステムでは,IPアドレスを使用してノードを管理できます。IPアドレスでノードを管理する場合,中継システムとクライアントは,hostsファイルなど名称解決のための定義は不要ですが,中継マネージャは定義する必要があります。