JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)
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4.11 新規に追加されたクライアントへ自動的にソフトウェアを配布する
●概要
IDに条件(ポリシー)を設定すると,JP1/NETM/DMが管理するシステムに新規に追加されたクライアントを自動的にIDに登録させることができます。
あらかじめ,IDに対してソフトウェア配布のジョブを実行しておくことで,新規に追加されたクライアントへ自動的にソフトウェアを配布できます。これにより,ウィルス対策製品などのシステムの初期導入時に必要なソフトウェアを配布することで,セキュリティ対策に役立てることができます。
ID「ID_NEWCLT」を作成して,新規に追加されたクライアントへ自動的にソフトウェアを配布する流れを次の図に示します。
図4-12 新規に追加されたクライアントへ自動的にソフトウェアを配布する流れ
![[図データ]](FIGURE/REI0100.GIF)
●操作手順
- IDを作成する。
- IDの作成方法 → 構築「8.3.2 IDの作成」
- 配布するソフトウェアをパッケージングする。
- パッケージングの手順 → 運用1「2.1 パッケージングの方法」
- あて先にIDを指定したリモートインストールのジョブ(IDジョブ)を作成する。
- ジョブの作成手順 → 運用1「2.3.1 リモートインストールの実行手順」
- ジョブ作成時のあて先の指定 → 運用1「8.2.4 [あて先]パネルの設定」
- IDジョブを実行する。
- IDにポリシーを設定する。
新規に追加されたクライアントが,自動的にIDに登録されるようになります。IDにクライアントが新規登録されると,次回,上位システムとの接続が発生したタイミングで,IDジョブとして実行したジョブが自動的にクライアントに実行されます。
- IDへのポリシー設定手順 → 構築「9.4 IDの自動メンテナンス」
ジョブの実行状況を確認する
- 実行状況の表示 → 運用1「8.4.3 [ジョブ実行状況]ウィンドウで表示される項目」
- 実行状況の確認方法 → 運用1「8.4.5 IDジョブの実行状況の表示方法」
失敗したジョブを再実行する
- 再実行の設定 → 運用1「8.5.2(1)(b) IDジョブを再実行する場合」
- ジョブの再実行方法 → 運用1「8.5.2(2) エラージョブの再実行方法」
●注意事項
- パッケージング時の注意事項 → 運用1「2.1.5 パッケージング時の注意事項」
- IDを使用する場合の注意事項 → 構築「8.3.5 IDを使用する場合の注意事項」
- システム構成情報とIDを連携させる運用の注意事項 → 構築「8.4.3 システム構成情報とIDの連携時の注意事項」
- IDジョブの実行状況確認時の注意事項 → 運用1「8.4.5(4) IDジョブの実行状況を確認するときの注意事項」
- クライアントを自動的にIDに追加する運用の注意事項 → 構築「9.4.2 IDの自動メンテナンス運用時の注意事項」
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