JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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4.10 特定の日時にクライアントをシャットダウンさせる

●概要

クライアントのdmpshutdコマンドを実行すると,コンピュータをシャットダウンさせることができます。dmpshutdコマンドとWindowsのタスクを利用して,特定の曜日および時間にクライアントをシャットダウンさせるように設定することで,電源の消し忘れを対策でき,消費電力の削減を図れます。

ここでは,月曜日〜金曜日の20:00にクライアントをシャットダウンさせる方法を説明します。

特定の曜日および時間にクライアントをシャットダウンさせる流れを次の図に示します。

図4-11 特定の曜日および時間にクライアントをシャットダウンさせる流れ

[図データ]

●操作手順
  1. dmpshutdコマンドを実行するタスクを設定するためのバッチファイルを作成する。
    月曜日〜金曜日の20:00にクライアントのdmpshutdコマンドを実行するタスクを設定するバッチファイルを作成します。作成するバッチファイルの内容を次に示します。
    AT 20:00 /interactive /every:M,T,W,Th,F 
    "C:\Program Files\Hitachi\NETMDMP\BIN\dmpshutd.exe" /USER,8 > C:\at.txt
    バッチファイルの実行結果はC:\at.txtに出力されます。
    なお,dmpshutdコマンドを実行するときは,オプションに「/USER,8」を必ず指定してください。
  2. バッチファイルをインストール後に起動する設定をしてパッケージングする。
    作成したバッチファイルをパッケージングします。また,リモートインストール後に起動させる外部ファイルに,作成したバッチファイルを指定します。
    • パッケージングの手順 → 運用1「2.1 パッケージングの方法
    • バッチファイルの起動の設定 → 運用1「2.2.10 [外部プログラム]パネル
  3. バッチファイルを実行するリモートインストールのジョブを作成・実行する。
    • ジョブの作成手順 → 運用1「2.3.1 リモートインストールの実行手順
    • ジョブの実行方法 → 運用1「8.3 ジョブを実行,保存する

なお,シャットダウンの設定を解除するには,次の内容のバッチファイルを同じ手順でクライアントにリモートインストールしてください。

@echo off
FOR /F "tokens=4" %%i in (C:\at.txt) do set atdel=%%i
at %atdel% /DELETE
exit
●注意事項

シャットダウンの設定を解除する場合,バッチファイルの実行結果(上の手順ではC:\at.txt)が削除されているときは,リモートインストールは利用できません。クライアントに登録されているタスクを手動で解除してください。