JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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2.10.3 システム構成情報とディレクトリ情報の関係

Active Directoryから取得したコンピュータやユーザの情報は,配布管理システムのシステム構成情報と引き当てられ,[ディレクトリ情報]ウィンドウに表示されます。[ディレクトリ情報]ウィンドウの表示内容については,「運用ガイド1」の「1.4.7 [ディレクトリ情報]ウィンドウ」を参照してください。

各情報の引き当て方式について次に示します。

Active Directoryとシステム構成情報の関係を次の図に示します。

図2-52  Active Directoryで管理している情報とシステム構成情報の関係

[図データ]

この例では,Active Directoryから取得したコンピュータ情報のCOM001およびCOM002のDNS名は,システム構成情報のホスト名と一致し,COM003に該当する情報はありません。したがって,COM001およびCOM002は引き当てられますが,COM003については引き当てられません。このとき,[ディレクトリ情報]ウィンドウでは,システム構成情報との引き当ての有無がアイコンで表示されます(図2-53の(1))。なお,ユーザ情報は[ディレクトリ情報]ウィンドウでコンピュータ情報の一部として表示され(図2-53の(2)),左枠の階層情報には表示されません。図2-52の場合の[ディレクトリ情報]ウィンドウを次に示します。

図2-53 [ディレクトリ情報]ウィンドウの表示例

[図データ]

なお,Active Directory上のコンピュータ情報のDNS名(DNS名がない場合はコンピュータ名)に対して,配布管理システムのシステム構成情報に同一名称のクライアントが複数存在する場合,最初に検索されたクライアントが引き当てられます。意図しないクライアントが引き当てられた場合は,[ディレクトリ情報]ウィンドウから変更してください。[ディレクトリ情報]ウィンドウから引き当てを変更する手順については,マニュアル「運用ガイド1」の「1.4.7 [ディレクトリ情報]ウィンドウ」を参照してください。

引き当て時の注意事項