JP1/NETM/DM 導入・設計ガイド(Windows(R)用)

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2.7.4 クライアントのシステム監視

クライアントは,自PCのハードディスクおよびメモリを監視し,空き容量が一定以下に減少するなどの異常を検知すると,アラートを通知する機能を持っています。これを,システム監視機能と呼びます。クライアント側でアラート情報を上位システムに通知するように設定しておくと,上位のJP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM Client(中継システム)から下位のクライアントのアラート発生状況を監視できます。

JP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM Client(中継システム)では,各クライアントからのアラート情報を,CSV形式のアラート情報ファイル,Windows NTのイベントビューア,およびJP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面で確認できます。アラート情報とともにクライアントのシステム情報も通知されるため,アラートの発生原因を直ちに調査できます。また,アラート情報をさらに上位のシステムへ中継することもできます。クライアントから通知されたアラート情報の流れを,次の図に示します。

図2-38 クライアントから通知されたアラート情報の流れ

[図データ]

クライアントでのシステム監視の詳細については,マニュアル「運用ガイド1」の「11.8 システム監視によるアラート通知」を参照してください。また,クライアントから上位システムへアラート情報を通知させる方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「11.8.4(4) 上位システムへアラートを通知する」を参照してください。

JP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM Client(中継システム)でのアラート情報の出力先は,各セットアップで設定します。アラート情報の出力先の設定と,確認の方法については,マニュアル「運用ガイド1」の「7.4 クライアントから通知されたアラートを確認する」を参照してください。